香川、ダービーでも先発へ。満身創痍のドルト、宿敵シャルケ打倒に必要な“闘う”姿勢

4月1日(土)11時24分 フットボールチャンネル

ドルトムント、通算171度目のレヴィア・ダービーへ

 現地時間1日、ボルシア・ドルトムントは宿敵シャルケとの“レヴィア・ダービー”に挑む。日本代表でゴールを挙げるなど調子が右肩上がりの香川真司。欧州で飛躍のきっかけをつかんだ敵地フェルティンス・アレーナで再び輝きを放てるだろうか。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

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 “ダービー”で輝けるか。ブンデスリーガが再開した。2017年4月1日、ボルシア・ドルトムントはアウェイでFCシャルケ04と戦う。

 伝統のレヴィア・ダービー。30日付の『キッカー』紙によれば、通算でシャルケが328ゴールと68勝、ドルトムントが264ゴールと59勝を挙げている。そして43の引き分け。長い歴史の中ではシャルケが勝ち越しているが、今回はドルトムントが優勢と言えそうだ。

 現在ドルトムントはリーグ戦で3位に位置しているのに対して、シャルケは9位。2月の中旬から下旬にかけて勝ち星に恵まれなかったシャルケは、先月4日のボルシアMG戦で2-4と大敗したのを皮切りに、布陣をワンボランチの[3-5-2]から2ボランチの[4-2-3-1]に変更する。最適解に思えた[3-5-2]も、次第に欠点を露呈するようになった。

 以後は、16日にヨーロッパリーグのラウンド16でボルシアMGを退けてリベンジを果たすなど、安定した試合運びを見せるようになる。ボランチの枚数が増えたことで、弱点だったバイタルエリアをカバーできるようになった。

 しかし順位がそのまま示しているように、チャンピオンズリーグの常連だった頃の力を取り戻すには至っていない。もちろん前日会見でトーマス・トゥヘル監督がオーストリア代表ギド・ブルグシュタラーを名指しで警戒し、フィジカルに長けた相手に対して「闘うこと」の重要性を説いたように、シャルケが曲者揃いであることは間違いない。気付けばマルクス・ヴァインツィール監督は、“覚醒したSB”セアド・コラシナツなどファイター・タイプをピッチ上に取り揃えている。

 それでもシャルケの[4-2-3-1]は、どこか“付け焼き刃感”が拭えない。応急処置の域を脱していないのだ。『キッカー』紙のアンケートによれば、有効回答数8万2794の内、55.3パーセントがドルトムントの勝利を予想する。

香川は先発予想。離脱者続出のドルトムントは満身創痍

 ホームでのダービーであることを考えれば、シャルケは前半から前がかりになって攻めてくることが予想される。ドルトムントは90分間を通してのゲームマネジメントを念頭に置きつつ、ボールを奪った時に、バイタルエリアのスペースをどのように活用するのかが、重要になりそうだ。そのためにも、トゥヘルが「闘うこと」を強調したように、セカンドボールをきっちりモノにできるかが、勝負の分かれ目となるに違いない。

 171度目のダービーで、香川真司は先発となるだろうか。現在ドルトムントの中盤では、マリオ・ゲッツェ、セバスチャン・ローデ、マルコ・ロイスが離脱中。また前日会見でトゥヘルの語るところによれば、クリスティアン・プリシッチは様子見で、アンドレ・シュールレもくるぶしの問題でシャルケ戦に出場することはできない。またエリック・ドゥルムも起用を断念せざるを得ないのだという。

 日本代表戦のため、中東から日本、そしてドイツへと長距離移動をしたにもかかわらず、トゥヘルは香川について「帰ってきた後もとてもフレッシュな感じがする」と言及した。先述の人員状況も踏まえれば、ダービーで先発となるのではないだろうか。『キッカー』紙も先発を予想する。

 昨年は鮮やかなループ・シュートを決めて、敵地フェルティンス・アレーナの呼吸を止めた香川。そもそもアウェイのゲルゼンキルヒェンは、欧州での本格的なブレイクの発端となった場所だ。

 今回の“ダービー”でも、タイ戦のゴールの勢いを持ち込んで、宿敵に一泡吹かせたいところだ。

(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

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