成長続けるDeNAドラ2熊原、自己最速154キロに「限界を迎えていなかった」

4月1日(金)11時4分 フルカウント

実戦復帰後に球速アップ、地元の2軍戦でも登板、無安打無失点に

 横浜のドラフト2位ルーキー・熊原健人が3月31日、宮城・利府球場で行われたイースタン・リーグの楽天戦に登板した。2番手で6回の1イニングを投げ、1四球を出したものの、無安打無失点で凱旋登板を果たした。

 故郷・宮城でのゲーム。6回、熊原の登板が告げられると、楽天ファンからも温かな拍手が送られた。榎本を144キロの直球で三ゴロに打ち取ると、迎える打者は4回に会心の本塁打を放ったフェルナンド。3球続けて変化球がボールとなり、4球目の直球も外れて四球を与えた。

「(本塁打は)関係ないです。変化球がただ抜けただけ。技術不足です」。走者を一塁に背負って中川を三ゴロに仕留め、二塁封殺。中川に代走で俊足の吉持が送られると、牽制を入れて警戒しながらも、伊東から148キロの外角直球で空振り三振を奪った。

 3月1日の練習で大学時代にも痛めたことがある右脇腹痛を発症。同8日の中日戦に登板予定だったが、登板を回避し、2軍で調整となった。

プロ入り後に自己最速を2キロ更新「限界を迎えていなかったのは嬉しい」

「なんで怪我をしたのかなと考えたら、体が硬いからという結論になりました。日頃からストレッチを多めにするようにしたら球も速くなりました。股関節周りをストレッチするようにしたんですけど」

 同27日の日本ハム戦で実戦復帰すると、自己最速を2キロ更新する154キロをマークした。この日の最速は伊東への3球目に投じた152キロ。直球のアベレージも大学時代より上がっている。

「プロで最速を更新できたというのは限界を迎えていなかったということだと思うので嬉しいです(笑)。打たれない真っ直ぐを投げていきたいと思っています」

 宮城県南の角田市出身。柴田高、仙台大と実家から通っていた。思わぬ怪我により、プロ入り後、初の凱旋登板は2軍の試合になってしまったが、久しぶりに宮城の空気を吸った。「思ったより、暖かいですね。あと、仙台駅が変わっていて……」。大型商業施設がオープンした仙台駅東口に驚いたようだが、大学時代の友人と食事をするなどし、リフレッシュもできた。

家族も観戦、「次は1軍で宮城に来れるようにしたい」

 この日のスタンドには、両親と兄、そして叔父が応援に駆けつけた。「投げた日にちょうど来てもらえて、無失点に抑えられたので。元気な姿を見せられたので、そこが一番、よかったなと思います」と熊原。ユニホームを着て観戦した父・孝さんは「落ち着いて投げられていたね」と安心した様子だった。

 両親は親戚とともに春季キャンプを訪れたが、「1、2秒、話して写真を撮っただけでした」と母・すえ子さん。この日も息子はバスが出発するギリギリまでサインに対応していたため、会話はできなかったが、プロとして投げる姿はしっかりと目に焼き付けていた。

「ファームで結果を出して、1日でも早く1軍に上がれるように頑張っていきたいです。次は1軍で宮城に来れるようにしたいです」

 1軍での凱旋は日本シリーズか、来年の交流戦か。背番号1は故郷・宮城で活力を得て、さらなる進化に向かう。

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