風格漂う楽天・則本が開幕2連勝 理想は「チームが最後に勝っている試合」

4月1日(金)23時15分 フルカウント

開幕前に掲げた21勝1敗の目標

 風格が漂ってきた。楽天のエース・則本昂大投手が8回12奪三振2失点で開幕から2連勝。「打線の援護もあって、楽に投げることができました」。今季初セーブを挙げた、弟のように可愛がる松井裕樹投手と共にお立ち台に上がり、平日のデーゲームながら2万5607人が詰めかけた楽天Koboスタジアム宮城のファンに笑顔を見せた。

 終始、落ち着いていた。3点リードの7回1死一、二塁から埼玉西武・炭谷に左前適時打を浴びて2点差に。なお1死一、二塁のピンチに、坂田、渡辺直を連続三振。8回2死一塁、一発打たれれば同点の場面で、主砲の中村を気合いの直球で空振り三振に切ると、力強くガッツポーズだ。昨年まで2年連続奪三振王。この日も期待通りの奪三振ショーで球場を沸かせた。

 開幕前、今季の自身の目標を聞かれ「21勝1敗」と掲げた。2015年までの3年間で通算39勝29敗。「キリのいい数字」ということで並べた数だという。白星も黒星も、決して簡単なものではないが「言わないと、それ以下の数字になる。自分がこれくらいしたら、チームも優勝できる」と語った。

「チームが最後に勝っている、そんな試合がしたい」

 自身がルーキーだった2013年。球団初の日本一に輝いた。その時、チームを引っ張った田中将大投手(現ヤンキース)は24勝0敗と驚異的な記録を残した。自主トレを共に行い、尊敬する先輩でもある田中に近い成績を挙げれば、チームを頂点に導ける。目標を明かした則本の表情は引き締まっていた。

 開幕戦の福岡ソフトバンク戦は7回3失点。この日は2失点。抜群の投球内容ではなくても、最終的にチームに勝利を呼び込めればいい。「投げる試合は、(自分に)勝ち負けがつかなくても、チームが最後に勝っている、そんな試合がしたい」と、お立ち台で話した。

 10勝11敗に終わった昨年、結果が出ずにベンチなどで不満をあらわにする場面も見られた。だがチームを引っ張るエースとして、そのふるまいを大いに反省し、新たな気持ちで今季を迎えた。エースとして、責任感をいっそう強めた則本。チームの浮沈は、この男の右腕にかかっている。

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

「パ・リーグ インサイト」編集部●文

フルカウント

楽天をもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ