B・シルヴァ、「もう優勝候補ではない」と発言も…残り試合数を誤認識?「僕らはその方が良いね」

2024年4月1日(月)21時59分 サッカーキング

アーセナル戦でもベルナルド・シルヴァは要所で違いを見せたが、結果はスコアレスドロー [写真]=Getty Images

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 マンチェスター・シティに所属しているポルトガル代表MFベルナルド・シルヴァは、今季の優勝をまだ諦めているわけではなさそうだ。

 現地時間3月31日、マンチェスター・シティはプレミアリーグ第30節で、優勝争いのライバルであるアーセナルをホームに迎えた。試合はホームチームが徹底したハイプレスでアーセナルに自由な前進を許さず、奪ってからの攻撃も含めて徐々に敵陣でプレーする時間を増やしていく。後半途中からはほとんど押し込んだ状態でボールを保持。最終的に支配率は72.5%を記録するなど、最後までボールを握りながら相手の隙を探ったが、ゴールネットを揺らすことはできず、スコアレスドローで終わった。

 この結果、“三つ巴”となっている今季の優勝戦線に動きがあった。同試合の前にブライトンを2−1で破ったリヴァプールが、勝ち点を「67」まで伸ばし、単独首位へ浮上。前節終了時点までは得失点差の関係で1位だったアーセナルは、このドローで勝ち点「65」となり2位。マンチェスター・シティは勝ち点「64」で3位となっている。

 痛み分けのドローに終わったアーセナル戦の終了後、B・シルヴァはイギリスメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、「僕らはもう優勝候補とは言えないと思う。今日で状況は変わった。僕らは現実を見なければならない」と発言。プレミアリーグ創設後初の4連覇が懸かったシーズンのなかで、優勝は厳しくなったとの見解を示した。

 だが、この発言には続きがある。「色々なことは起こりうると思うけどね。残りは7試合だっけか…」と話すと、『スカイスポーツ』のインタビュアーからプレミアリーグはあと9試合残っていると指摘される。するとB・シルヴァは「9試合も残っていたんだっけ?僕らにとってはその方が良いね。僕はっきり7試合か8試合くらいだと認識していたんだけど…」と述べただけでなく、インタビュアーから冗談めかして「優勝の可能性は復活した?」と問われると、「ああ。まだ諦めちゃいけないね」と返答した。

 一方で、マンチェスター・シティの優勝が“自力”では難しくなったことは事実だ。B・シルヴァも「今季のタイトルが僕らの手中にあるわけではない。リヴァプール、それからアーセナル次第さ。もう僕らは彼らと直接対決することはない。彼らにポイントを落としてもらわなければ、もう優勝ができないことは決まってしまった」と発している。このような意識があるからこそ、B・シルヴァは「僕らは僕らの仕事に集中する。試合に勝ち続けなければ何も始まらないのだから」とも語り、自分たちが獲得可能な最大の勝ち点を積み上げるために集中すると主張した。

 マンチェスター・シティは残りの9試合で、アストン・ヴィラ、トッテナム、ウルヴァーハンプトンなど、前半戦に勝利を逃した相手とも対戦する。前半戦のリベンジを達成し、最大勝ち点の「27」を獲得できれば、頂点に立っているのはマンチェスター・シティというシナリオもあり得なくはないはずだ。


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