中須賀克行「思ったよりも後ろが離れなくてきつかった」/2022全日本ロード第1戦もてぎ JSB1000 レース1会見
2022年4月2日(土)18時14分 AUTOSPORT web
4月2日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われた2022年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦スーパーバイクレースinもてぎのJSB1000クラスのレース1を終え、表彰台に登った中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)、濱原颯道(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)が戦いを振り返った。
■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース1:優勝)
「レースディレイは、しっかり判断した上でのこと。セーフティーオフィサーがいい判断をしてくれてよかったです。1周減算にはなったけれど、タイヤウォーマーを巻けたし、安全なレース運営ができたんじゃないかと思います」
「とは言っても、タイヤウォーマーを巻ける時間は少なかったので、左コーナーがかなり滑っていました。渡辺一樹選手はサイティングラップをいいペースで走れていて、自分のタイヤが温まるまでは時間がかかるなと思ったので、スタートして1コーナーから前に出ていき、左コーナーだけはゆっくり走っていきました」
「タイヤが温まってからはフルプッシュしたのですが、思ったよりも後ろが離れなくてきつかったです。でもきついのはみんな同じ。どこまでねばれるのかという勝負でした。明日のレース2は周回数が長いので、作戦を考えていいレースができるようにしたいです」
■渡辺一樹/YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN(レース1:2位)
「レースディレイになり、その後のサイティングラップは、たまたま先頭で出られたので、自分のペースでタイヤを温めることができました。理想どおりのスタートができたのですが、1コーナーでイン側にだれかが現われて、『だれ?』と思ったら中須賀選手でした。『あれ? 中須賀さん外側にいたはずななのに』と思いましたが、自分はレースに1年出ていないので、自分自身の現在地を把握することが必要でした」
「理想は、最後まで中須賀選手の後ろについていたかったけど、中須賀選手のタイヤが温まってからは、自分のタイヤ温存などを考える余裕はありませんでした。中須賀選手もいっぱいいっぱいに見えたけれど、差が広がってしまったのは明日に向けての改善点です。今日、後ろを走れたからこそ分かったことがあるので、レース2ではそれを使っていきたいです。久々のレースで楽しかった!」
■濱原颯道/Honda Dream RT SAKURAI HONDA(レース1:3位)
「僕はスタート後に左コーナーの接地感があったから、1コーナーまでに抜いていこうと思ったら、中須賀選手にやられてしまいました。自信はあったんですけどね。亀井選手をパスして前に出て、数周は前の2台について行けたので、勉強になると思いながら走りました」
「ただタイヤを消耗してきたときに、僕のスキルが足りず、周回ごとにタイム差が開いてしまいました。明日に向けてどこまで変更できるか分かりませんが、序盤でもう少しついていけるようにできればいいなと思います。シーズンオフが長かったので、レッドシグナルが消えてレースできることがうれしかったです」