インディカー第2戦テキサス予選はローゼンクヴィストが2年連続ポール。琢磨は6番手と好発進
2023年4月2日(日)2時57分 AUTOSPORT web
テキサス・モータースピードウェイで開催されているNTTインディカー・シリーズ第2戦。1日に行われた予選は、フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレン)がポールポジションを獲得した。
チップ・ガナッシ・レーシングに移籍しオーバルレースに参戦する佐藤琢磨は、今季最初の予選で6番手と上位につけている。
今シーズン初のオーバル戦となるテキサス375。チップ・ガナッシ・レーシングに移籍した佐藤琢磨は、今季初戦を迎えた。
予選前のプラクティス走行では、スコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)がトップスピードを記録。パト・オワード、アレクサンダー・ロッシのアロウ・マクラーレン勢が続き、今シーズンの初走行となった佐藤琢磨は、チームメイト3名を上回る8番手のスピードを記録した。
1台ずつ2周の走行を行い、その平均スピードでポールポジションを争うテキサスの予選。
エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)からアタックがスタートする。カーペンターは、2周とも23秒台で走行し平均218.375mphを記録する。
次々とドライバーがアタックしていく中、好アタックを見せたのは9番目に登場したコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)。チームメイトのデブリン・デフランチェスコを交わし平均219.184mphでトップに立つ。
次にアタックしたのは好調アロウ・マクラーレンのフェリックス・ローゼンクヴィスト。1周目を23秒5123、2周目も23秒5585で走行し、平均スピードは220.264mphでハータを逆転。
ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)も1周目を23秒5617を記録しローゼンクヴィストに迫るも2周目は少し落とし2番手に。
17番目に登場となった佐藤琢磨は、ウォームアップを24秒5566で走行すると、1周目を23秒6004、2周目を23秒6324でまとめ平均219.508mphで3番手につける。
デイビッド・マルーカス(デイル・コイン)、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は1周目で琢磨を上回るタイムで走行するも2周目を落とし4番手以下となった。
上位陣が変わらぬまま、残りは4台。プラクティスで3番手につけたロッシは、1周目を23秒5450と速さを見せ、2周目も23秒5908を記録。ローゼンクヴィストには届かなかったものの2番手に入る。
続いてアタックしたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)は、1周目を23秒5364、2周目は23秒5968とまとめロッシを交わし2番手を奪う。
アロウ・マクラーレン3台目のオワードも速さを見せるも5番手となり、残すは開幕戦のウイナー、マーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ)のみ。
しかし、エリクソンはスピード伸びず16番手となりローゼンクヴィストが自身4度目となるポールポジションを獲得した。
昨年もテキサスでポジションを獲得するもメカニカルトラブルでリタイアとなったローゼンクヴィスト。
「僕たちは昨年に基づいて構築したと思う。もしかしたら早く走行したのは良かったのかもしれないね。ここでは常に良い結果を残しているけど、昨年と比べて自信のレベルはまったく違うよ。明日は最後まで頑張りたいね」とコメントしている。
アロウ・マクラーレンは、ロッシが3番手、オワードが5番手と速さを見せている。ディクソンは、マクラーレン勢に割って入り予選2番手。
移籍後初戦となる佐藤琢磨は6番手から決勝レースに挑む。