「投げさせてくれ、と」…広島黒田、9回志願の続投で復帰後初の完封勝利

4月2日(土)18時48分 フルカウント

巨人を完封し200勝まで「5」、緒方監督絶賛「若い投手に見習ってほしい」

 広島の黒田が、2日の巨人戦で日本復帰後初となる完封勝利で今季2勝目を挙げた。好調の巨人打線を4安打に抑え、日米通算200勝まであと5勝とした。

 8回までの投球数は108球。通常のケースなら継投もあるが、黒田は9回のマウンドに上がった。「最後は迷ったけど、(9回は)1人でも投げようと思った。結果的に最後まで投げられてよかった」。120球を投げきっての完封勝利に、安堵の表情を見せた。

 ベテラン右腕の心意気に緒方監督は「(黒田が)投げさせてくれ、と言ったからね。気力が充実していた所で止めるわけにはいかないよ」と満足そうな表情を見せ、「こんなに間近で見られるわけだから。若いピッチャーに見習ってほしい」と称賛した。

 8回には連打を浴びて無死一、二塁のピンチを迎えたが、「石原がうまくインサイドを使ったリードをしてくれた」と、代打の片岡を併殺打に打ち取ってピンチを切り抜けた。

「無理できる年でもない」41歳、「先発が1人でも多く投げれば…」

 復帰1年目の昨季、6月30日の東京ドームでの巨人戦で、完封寸前に逆転負けを喫した試合があったが、「去年のことは一切考えなかった」。2死から走者を得点圏に許したものの、最後はギャレットをセンターフライに打ち取った。

 今年41歳になった右腕は「そんなに無理できる年でもない」と笑いながら、「完封にそこまでこだわりはないけど、先発が1人でも多く投げれば、後に投げる投手の負担も軽くなる」とフォアザチームの姿勢を示した。

 今季は横山、岡田のルーキー2人がすでに先発し、ローテの一角を担っている。「(カープには)若くていいピッチャーがたくさんいる。7回、8回でいいと思わないで、少しでも長く投げたいと思って欲しい」と、エースとしての姿勢を体現する試合となった。

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

フルカウント

完封をもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ