四国IL高知マニー「1番」でデビュー 駒田監督「一番美味しいものは…」

4月2日(日)11時42分 フルカウント

開幕戦の1日ソフトバンク3軍戦に「1番・DH」で先発

 MLB歴代15位の通算555本塁打を記録したマニー・ラミレスが1日、四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグス開幕戦で日本デビューを果たした。

 登録名は「マニー」。MLBで最後にプレーしたのは2011年、台湾の義大ライノズでプレーしたのは2013年、米マイナーでプレーしたのは2014年。久しぶりの公式戦に、試合前のマニーは、やや緊張しているように見えた。

 対戦相手は、福岡ソフトバンクホークス3軍。四国アイランドリーグplusは、ソフトバンク、巨人の3軍と交流戦を行っているが、これも公式戦に組み入れられている。ソフトバンクの先発は、育成選手の左腕・伊藤祐介だった。

 マニーは「1番・DH」で先発出場し、1打席目はフルカウントから変化球に手を出して空振り三振だったが、2打席目に変化球を泳ぎながらも前でさばいて三遊間をゴロで抜ける安打で来日初ヒットを記録した。3打席目はフルカウントから三振、4打席目には四球を選び、代走を送られてベンチに下がった。

 気温8度、南国四国では真冬に近い寒さ。マニーはイニング間に軽くランニングするなど、体が冷えないように気を遣っていた。

 MLB時代、台湾時代に比べても幾分ほっそりした印象で、終始笑顔を絶やさず、久しぶりの野球を楽しんでいるように見えた。観客は1935人。高知ファイティングドッグスとしては、2015年の藤川球児初登板以来の大入りで、レプリカユニフォームや「マニー・ラミレス・ハンバーガー」などの関連商品も販売されるなど、大賑わいだった。

 試合は3-2で高知が逃げ切る。勝利が決まると、マニーは他の選手とともにベンチ前で出場選手を出迎えた。

「1番・DH」の起用に駒田監督「一番美味しいものは…」

 試合後、マニーは報道陣の囲み取材を受けた。

「神様と高知のファンに感謝したい。おかげでいいプレーができた。4年間プレーをしていなかったが、その割には体が良く動いていいプレーができた。ボールがよく見えていた。体の切れも良かった。今日のプレーには満足している。

 久しぶりの実戦で安打が良く出たと思っている。どんな打順でも最高のプレーができるようにしたい。守備に就くことは考えていない。DHとしてベストを尽くす」

 駒田監督はマニーを1番で起用したことについて、「一番美味しいものは、先に食べたいんじゃないの」と、元メジャー強打者のデビューを待ち構えたファンをはじめ周囲の期待に応える起用だったことを明かした。

 試合が終わった後も、球場を出るマニーを多くのファンが待ち受けた。「マニー!」と連呼するファンの声に応える姿は嬉しそうだった。

 高知ファイティングドッグスの江本孟紀総監督は「いつ帰るかわかれへんで」と言っていたが、マニーは日本のデビュー戦で久々に野球をできる喜びを感じていたようだ。

 2日はデーゲームで高知のファンにメジャー仕込みのプレーを披露する。

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

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