“逆境”のサウールが結果示す! シメオネ監督は「彼のポテンシャルを忘れたことはない」

2024年4月2日(火)14時56分 サッカーキング

途中出場から3分後に決勝点を挙げたMFサウール [写真]=Getty Images

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 アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、同クラブのMFサウール・ニゲスについて語った。1日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 シメオネイズムが脈々と流れる“8番”がらしさを体現した。アトレティコ・マドリードのカンテラ出身で、トップチームの主力を張った時期もあったが、ここ数年はベンチを温める機会が増えているサウール・ニゲス。クラブトップクラスの年俸に見合わないこの現状、なによりクラブが財政難に苦しんでいることから、今夏の売却は“国家レベルの問題”と形容される程に、同選手に対する風当たりは強くなっている。

 そんなサウールは、1日に行われたラ・リーガ第30節ビジャレアル戦でもベンチスタートに。出番が訪れたのは、1−1で迎えた84分だった。それでもその3分後、ペナルティエリア中央やや左寄りから“ゴールにパスをする”ようなシュートで値千金の決勝点。敵地での5試合ぶりの白星を呼び込んだ1点、チャンピオンズリーグ圏内の4位に再浮上する1点、そして、どんな逆境にも屈しない、と結果で示す1点となった。

 試合後、サウールについて口にしたシメオネ監督は「どんな時も、同じ精神でハードワークに取り組んできた。謙虚にクラブに寄り添ってきた。今は、プレータイムが少し減っているけど、私は彼のポテンシャルを忘れたことはない。そして今日、我々が何度も見てきたサウール・ニゲスという選手のプレーを、彼は引き出したんだ」と語っている。

 未だ逆境には変わりがないが、今節のゴールで風向きが変わったのは確かだ。決して諦めないサウールは、ここからチーム内の序列を覆すことができるのだろうか。

サッカーキング

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