今季初勝利の立役者を栗山監督が絶賛 日ハムが鉄壁救援陣を形成できるワケ

4月3日(月)14時35分 フルカウント

1日の西武戦で4投手が無失点リレー、「中継ぎは生命線。うちの宝物」

 昨季日本一の日本ハムは西武との開幕シリーズで1勝2敗と負け越しスタート。だが、確かな収穫もあった。栗山英樹監督が2日の試合前にあらためて絶賛したのが、1日の西武戦(札幌ドーム)で完璧リレーを見せたリリーフ陣だ。

 2点差の6回から谷元圭介投手、宮西尚生投手、増井浩俊投手、クリス・マーティン投手と1イニングずつをつなぎ、リードを守りきった。

 宮西と増井はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)から帰国後、オープン戦に登板せずにぶっつけ本番。マーティンも家庭の事情で先月末に一時帰国していた。公式戦に入って今季初めて実現した鉄壁リレーに指揮官はホッと胸をなでおろした。

「中継ぎは生命線。うちの宝物なので機能しないといけない。さすが、みんなここに合わせてくれた」と感謝した。さらに「ブルペンが頑張っているうちに立て直さないと」と続けた。

 これまでも強力なリリーフ投手陣がチームを支えてきた。北海道移転後の13年間で5度リーグを制覇し、Aクラスを逃したのは3度だけという好成績の影には、終盤の勝利の方程式があった。

「エースと4番は出会い。でも、中継ぎ1イニングは可能性がある」

 毎年、安定したリリーフ投手陣を形成できる要因について栗山監督は、球団が長いスパンで考える選手育成にあると語る。

「使い方を間違えないように、酷使しないようにと考えている」

 さらに、1イニングをきっちり投げられる投手を育てることへの自負がある。

「100億使うことができてアメリカから3人呼ぶとか、くじ運が良くて、毎年一番いい投手を外さないのなら別かもしれないがけれど、くじで5連敗する監督じゃダメ。エースと4番は出会い。でも、中継ぎ1イニングは可能性がある」

 資金力に頼らず、スカウティングと育成を旗印にしてきた球団の真髄が、自慢の鉄壁リリーフに詰まっている。

石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa

フルカウント

日ハムをもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ