Jリーグ再開日程は「白紙」に 村井チェアマン「少なくとも1カ月後ろ倒しで合意」
2020年4月3日(金)16時53分 サッカーキング
Jリーグは3日、『2020年度第5回臨時合同実行委員会』を開催。終了後にWebブリーフィングが実施された。
同日午前に、Jリーグと日本野球機構(NPB)の第5回となる「新型コロナウイルス対策連絡会議」があり、専門家チームから「4月の再開は困難な状況」「5月末までは実施が難しいのでは」といった提言があったことを受け、急きょ実行委員会が開かれた。
村井満チェアマンは、「専門家の方々の提言を受け、4月25日にJ3、5月2日にJ2、5月9日にJ1の開幕、再開することを目指すとお知らせしていましたが、いったん白紙に戻すことで合意しました」と冒頭で説明。
「従前ですと日程は2週間刻みで決めるとしていましたが、少なくとも1カ月の間隔を空けて、日程プロジェクトを進めていくことにしました。全会一致でこの難局を乗り切ることに合意しています」と続け、これまでの再開日程の決定プロセスから変更する方向になったと続けた。
「少なくとも1カ月」とコメントしたが、「次の日程設定を、現状のようにJ3からJ1までの3段階で設定するのか、そうでないかも未定です。少なくとも1カ月以上、後ろにずらす方向で合意したということになります」と、再開時期は未定であるとしている。
Jリーグは今季の大会成立要件として、各リーグ全体で75%以上の試合実施と、各クラブが50%以上の試合実施をすることを条件としているが、成立のための再開、開幕のデッドラインは、「シーズン終了をいつにするのかで変わってきます。天皇杯決勝まで実施するのか、12月中旬で終了とするのか、それにともない始まりのデッドラインも変わってくるので、現段階では申し上げられません。(年明けは想定を?)選手契約の取り決めがあるので、一定程度の枠はあると思いますが、細かいところは今日申し上げるのは難しい」と話す一方で、各大会の方式変更については、「そのものを大きく抜本的に見直すところまで想定していません。細かいチューニングはあるかもしれませんが、日程プロジェクトで協議していきます。大枠を変えずに進めることができるかどうか、をこれから協議していくことになります」とコメント。
午前中の対策会議での専門家チームのトーンが変わったと話した村井チェアマンは、「これまでは、どうしたら再開できるかが、議論の中心だった印象」から、「お客様が少なくても選手の移動など、地域云々でも無観客云々でもなく、感染リスクがあるとお話しいただき、段階的スタートそのものが難しいと、専門家の方からメッセージとして受け取りました」と、より警告性の高いものへの変化があったとも話している。
6月以降の開幕となると年内にシーズンを終わらせるには半年強の時間しかない。また、年内に新型コロナウイルスの拡大が終息する保証もない中で再開、開幕を目指すことになるが、「願い通りに終息するかはわかりませんし、専門家の方も見通しがつかない状況です。我々が見通しのつく範囲で準備していくしかないと思っています」と、安全性や社会性を重視しながら、模索していくこととなる。
同日午前に、Jリーグと日本野球機構(NPB)の第5回となる「新型コロナウイルス対策連絡会議」があり、専門家チームから「4月の再開は困難な状況」「5月末までは実施が難しいのでは」といった提言があったことを受け、急きょ実行委員会が開かれた。
村井満チェアマンは、「専門家の方々の提言を受け、4月25日にJ3、5月2日にJ2、5月9日にJ1の開幕、再開することを目指すとお知らせしていましたが、いったん白紙に戻すことで合意しました」と冒頭で説明。
「従前ですと日程は2週間刻みで決めるとしていましたが、少なくとも1カ月の間隔を空けて、日程プロジェクトを進めていくことにしました。全会一致でこの難局を乗り切ることに合意しています」と続け、これまでの再開日程の決定プロセスから変更する方向になったと続けた。
「少なくとも1カ月」とコメントしたが、「次の日程設定を、現状のようにJ3からJ1までの3段階で設定するのか、そうでないかも未定です。少なくとも1カ月以上、後ろにずらす方向で合意したということになります」と、再開時期は未定であるとしている。
Jリーグは今季の大会成立要件として、各リーグ全体で75%以上の試合実施と、各クラブが50%以上の試合実施をすることを条件としているが、成立のための再開、開幕のデッドラインは、「シーズン終了をいつにするのかで変わってきます。天皇杯決勝まで実施するのか、12月中旬で終了とするのか、それにともない始まりのデッドラインも変わってくるので、現段階では申し上げられません。(年明けは想定を?)選手契約の取り決めがあるので、一定程度の枠はあると思いますが、細かいところは今日申し上げるのは難しい」と話す一方で、各大会の方式変更については、「そのものを大きく抜本的に見直すところまで想定していません。細かいチューニングはあるかもしれませんが、日程プロジェクトで協議していきます。大枠を変えずに進めることができるかどうか、をこれから協議していくことになります」とコメント。
午前中の対策会議での専門家チームのトーンが変わったと話した村井チェアマンは、「これまでは、どうしたら再開できるかが、議論の中心だった印象」から、「お客様が少なくても選手の移動など、地域云々でも無観客云々でもなく、感染リスクがあるとお話しいただき、段階的スタートそのものが難しいと、専門家の方からメッセージとして受け取りました」と、より警告性の高いものへの変化があったとも話している。
6月以降の開幕となると年内にシーズンを終わらせるには半年強の時間しかない。また、年内に新型コロナウイルスの拡大が終息する保証もない中で再開、開幕を目指すことになるが、「願い通りに終息するかはわかりませんし、専門家の方も見通しがつかない状況です。我々が見通しのつく範囲で準備していくしかないと思っています」と、安全性や社会性を重視しながら、模索していくこととなる。