中須賀克行が開幕2連勝。雨による赤旗で渡辺一樹は惜しくも2位/全日本ロード第1戦もてぎ JSB1000レース2
2021年4月4日(日)19時30分 AUTOSPORT web
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4月4日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた2021年の全日本ロードレース選手権開幕戦もてぎのJSB1000クラス レース2は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。
朝から時々雨粒が落ちてくるという不安定な天気に見舞われた決勝日。JSB1000クラスのレース2はドライ宣言下でスタートした。
直前に雨粒が落ちてきたというアナウンスもあり、緊張のスタート。ホールショットを奪ったのは清成龍一(Astemo Honda Dream SI Racing)。オープニングラップで清成をかわしてトップに浮上したのは渡辺一樹(YOSHIMURA SERT MOTUL)で、さらに中須賀も清成をかわして2番手に浮上する。
渡辺の背後にぴたりとつけて周回を開始した中須賀。3番手の清成、4番手の亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)がトップ2台との差を詰めて、4台でのトップ争いに持ち込む。
7周目。亀井が清成を捕らえて3番手に浮上。清成は4番手に後退したものの集団から離れることなく4台はコンマ1秒からコンマ3秒の差を保ったままで周回を重ねる。
13周目、ダウンヒルストレートで渡辺、中須賀、亀井が横一線に並ぶシーンが見られたが、結局は渡辺、中須賀、亀井、清成の順に戻る。
そして、16周目に清成がマシントラブルでスローダウン。そのままピットロードに向かいリタイアした。
バックマーカーの出現で亀井がトップ2台と離され、単独3番手走行に移行。これで渡辺と中須賀の一騎打ちとなった。18周目、ついに中須賀がトップに浮上。
19周目には3番手を走行する亀井のマシンが2コーナー付近で止まってしまった。これで濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)と加賀山就臣(Team KAGAYAMA)の争いが3位争いに繰り上がる。
ここで雨が降ってきたことを示すレッドクロス旗が出される。その後、トップが21周目を完了したところで赤旗が掲示され、20周終了時点の順位でレース成立。
それにより中須賀が開幕戦ダブルウインを達成。渡辺がダブル表彰台、3位争いは濱原に軍配が挙がった。