香川、ダービーに続き先発へ。CL本戦出場権転落のドルト、“野戦病院化”も勝ち切りたい一戦に

4月4日(火)11時7分 フットボールチャンネル

HSV、ついに降格圏脱出。上昇気流に乗る“北の名門”をトゥヘル監督は警戒

 ドルトムントは現地時間4日、ブンデスリーガ第27節でハンブルガーSVをホームに迎える。日本代表DF酒井高徳が主将を務める“北の名門”は前節のケルン戦で勝利したことにより降格圏を脱出するなど、侮ることができないチームだ。依然として離脱者の多いドルトムントだが、前節のシャルケとの“レヴィアダービー”に続いて香川真司は先発出場することになりそうだ。ダービーで引き分けたことによってチャンピオンズリーグ本大会出場圏外4位に転落してしまったドルトムント。香川には攻撃陣の牽引が求められる。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

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 窮鼠が猫を噛むか。2017年4月4日のブンデスリーガ第27節、ボルシア・ドルトムントはハンブルガーSV(HSV)をホームに迎える。

 残留争いを繰り広げている真っ只中のHSV。1.FCケルンをホームに迎えた前節は、1度は同点に追いつかれたが、92分にルイス・ホルトビーの豪快な一撃で勝ち越しに成功する。マインツやアウクスブルクといった他のチームが敗北したことにより、この勝利で、酒井高徳が主将を務める“北の名門”は14位に浮上。いよいよ降格圏を脱出した。

 前線ではワントップのボビー・ウッドが好調を維持。また、今冬にレバークーゼンからレンタル加入のDFキリアコス・パパドプロスと、ケルンから完全移籍のDFメルギム・マブライによって、前半戦に比べてディフェンスの安定度が増した。

 そもそも技巧派のMFフィリップ・コスティッチやサイドアタッカーのMFニコライ・ミュラーなど、個性的な選手を取り揃えている。後半戦は1度も連敗のないHSV。欠けていた自信を少しずつ取り戻し、持ち前のポテンシャルを発揮しつつあるようだ。

 なお、ミュラーはケルン戦で負った左膝の内側側副靭帯断裂の影響で、ドルトムント戦に出場することはできない。しかし、多少の離脱者が出たとしても、決してHSVを侮ることはできないだろう。今まさにHSVは上昇気流に乗りかかっている。トーマス・トゥヘル監督は前日会見でHSVの「戦術的安定性」を指摘した。少なくとも2-5と大敗した前半戦のゲームのようにはならないだろう。

ダービーから中2日。野戦病院化のドルトムントは香川が再び先発か

 一方トゥヘルの語るところでは、ドルトムントの人員状況は依然として芳しくない。レヴィア・ダービーに続いて、アンドレ・シュールレとエリック・ドゥルムは起用可能な状況に至っていない。マルコ・ロイスはボールを使ったトレーニングを開始したが、チーム練習に合流できていない。加えてマルセル・シュメルツァーの状態が疑わしく、ユリアン・バイグルも問題を抱えているのだという。

 なお、ボルシアMGからマフムド・ダフードを獲得したのは、バイグルが離脱した場合に穴埋めのできる選手がいない現況を顧みてのことと思われる。もちろんダフードは6番から8番まで中盤のどのポジションをこなすこともできるが。

 シャルケ戦からは中2日と厳しい日程だが、こうした再びの野戦病院化を考えれば、香川真司はHSV戦でも先発となるのではないだろうか。

「この引き分けはドルトムントからしたら痛いですけど、また次に切り替えてやっていきたいと思います」

 前節シャルケに引き分けたことで、4位に後退したドルトムント。再びチャンピオンズリーグの本戦出場圏内に入れるように、HSV戦を勝ち切りたいところだ。

 香川には、雰囲気のあるダービーでそうだったように、攻撃陣の牽引が求められるところである。

(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

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