【米国はこう見ている】2年連続の開幕投手務める田中将大 OP戦苦戦で、NYには期待と不安が混在!?

4月4日(月)9時57分 フルカウント

NY地元紙が特集、OP戦は「イマイチな結果」も「この起用は驚きの決断ではない」

 4日(日本時間5日)のアストロズ戦(ヤンキースタジアム)で開幕投手を務める田中将大投手について、ニューヨーク地元紙が特集を組んでいる。今年のオープン戦では結果を残せなかった右腕だが、シーズン前最終登板となった3月29日(同30日)のフィリーズ戦(降雨ノーゲーム)で4回7安打5奪三振1失点と修正。ジョー・ジラルディ監督は2年連続で大役を任せることを決断した。ただ、地元メディアの間では、期待と不安が混在している。

 地元紙「ニューズデイ」は「『イマイチ』なスプリングトレーニングでの結果を経て、マサヒロ・タナカが月曜日にヤンキースタジアムで開幕投手としてマウンドに上がる」と伝えている。ノーゲームとなったフィリーズ戦の結果を除くと、オープン戦は4試合で1勝1敗、防御率7.36。確かに「イマイチな結果」と言えるかもしれない。

 ただ、ヤンキースの先発陣で田中が開幕投手に最もふさわしいことも確かだ。記事では、「この起用は決して驚きの決断ではない。しかし、ジラルディ監督にとってはタナカが自身の調子を上げていくことが、彼を開幕投手に指名する前に必要であった」と指摘。実際に、フィリーズ戦の投球が決め手となった。

 田中は昨季終了後、右肘の骨棘除去手術を受けた。米メディアの取材に対して、右腕は通訳を介して「このような手術をはじめて受けたということもあって、若干の不安がありました」と認めたという。ただ、キャンプで投球を重ねたことで、その「不安」を払拭した。

対戦相手のアストロズ、先発カイケルはワイルドカードゲームで敗れた相手

 記事によると、田中は「段階的なプロセスを経てきたわけですが、最後の登板でシーズン入りに向けての自信を得ることができました。今日までの間に良い練習をすることもできました。シーズン開幕に向けての準備はできました」とも話しているという。

 開幕戦で対戦するアストロズは、昨年のワイルドカードゲームの相手。一発勝負の大一番で田中は左腕カイケルに投げ負け、敗戦投手となった。昨季のサイ・ヤング賞に輝いた相手エースと、再び投げ合うことになる。

 地元紙「ニューヨーク・ポスト」では、2014年に右肘靭帯部分断裂で長期離脱した田中に、ジラルディ監督が依然として不安を抱いていることを指摘した上で、ヤンキース打線がカイケルに抑えこまれていることにも言及。昨季のレギュラーシーズンでは1完封を含む2戦2敗。16イニングで1点も取れていない。ワイルドカードゲームを含めれば、22イニング無得点と手も足も出ていない。

 記事では、Aロッドが「彼には複数回やれているからね」とコメントしていることを紹介。「タナカにとっても同じ想いだろう」として、初の開幕投手を務めた昨年はシーズン頭の2登板で苦戦したことにも触れている。

「そして今年、手術後の確信はないものの、タナカは『準備は出来た』と語っている」

「ニューヨーク・ポスト」は、少し皮肉を込めた一文で特集を締めくくっている。周囲の不安を吹き飛ばし、田中は開幕戦で真価を見せることができるだろうか。

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