人種差別疑惑でギャラガーに非難殺到も…チェルシーは声明で擁護「大幅な切り取り」

2024年4月4日(木)9時59分 サッカーキング

非難を浴びているギャラガー [写真]=Getty Images

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 チェルシーは3日、イングランド代表MFコナー・ギャラガーを擁護する声明を発表した。

 3月30日に本拠地『スタンフォード・ブリッジ』で行われたプレミアリーグ第30節のバーンリー戦にキャプテンマークを巻いて先発出場したギャラガーは、試合開始前のトンネル内で一緒に入場する子どもたちとハイタッチを行っていたものの、ハイタッチを要求していた黒人の少年とは肩に手を置いたものの、ハイタッチをしなかったことで人種差別をしたと受け取られ、同選手のSNSアカウントには誹謗中傷のメッセージが殺到する事態となっている。

 イギリス紙『イブニング・スタンダード』によると、ギャラガーは元チームメイトであるアイルランド代表MFジョシュ・カレンとの再会に気を取られており、黒人の少年の要求には気づいていなかったことも伝えられている。また、その後には両少年の肩に手をかけて入場を待っているシーンも映し出されていることから、同選手に人種差別的な意図はなかったと見られている。

 それでも、一瞬の場面を見た人々からギャラガーに向けて非難が殺到していることから、チェルシーはクラブ公式サイトで以下のように同選手を擁護する声明を発表している。

「チェルシーは土曜日のバーンリー戦のビデオクリップがソーシャルメディア上で拡散していることを認識しているが、このビデオクリップは文脈を大幅に切り取られてしまっている。そしてその後、コナー・ギャラガーに向けられた罵倒や中傷的なコメントは全く容認することができない」

「私たちはあらゆる文化、コミュニティ、アイデンティティを持つ人々が歓迎されていると感じられる、多様性に富んだ包括的なクラブであることを誇りに思っている」

 また、チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督も「誰もこのような意図でこのようなことをやりたいとは思わないので、とても腹が立っている」と語りながら、ギャラガーへの非難が殺到していることに苦言を呈した。

「コナーは両方の少年たちに本当によく対応していた。彼は素晴らしい子どもで、いつも皆のことを気にかけている。今日、人を虐待することはとても簡単だ。やめてください。私はコナーのことを知っており、虐待されることに値していないので、とても悲しくなった。誰も虐待されるに値などしない」

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