野村克也氏がチクリ 「補強はスター獲りゃいいわけじゃない」

4月4日(火)16時0分 NEWSポストセブン

ノムさんが大補強した巨人にチクリ

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 プロ野球、今季の最大の注目ポイントは就任2年目を迎えた高橋由伸監督率いる巨人がV奪還を果たせるかだ。


「今年の巨人はどうかって? 常識的に考えれば優勝して当たり前の戦力だろう」


 監督としても選手としても巨人を倒すことに情熱を傾けてきた名将・野村克也氏はこう語る(以下「」内は野村氏)。


「プロ野球は巨人が中心で成り立っていたから、ほとんどのプロ野球選手は巨人戦でプレーすることを意気に感じ、ピッチャーは巨人戦で投げるのが夢だった。江夏豊はいつも『巨人に勝つためにプロになった。阪神に入った』と言っていたけど、かつてはそういう選手ばかりだった」


 ところが今季の巨人はオープン戦19試合を5勝14敗の最下位で終えた。勝率2割6分3厘、チーム打率1割9分6厘はいずれも12球団最下位、チーム防御率4.27も11位に沈んでいる。


 2016年オフ、巨人は陽岱鋼(30、日本ハムから)、山口俊(29、DeNAから)、森福允彦(30、ソフトバンクから)と、史上初のFA3選手獲得を含む“総額30億円補強”を断行したにもかかわらずだ。


「昔から巨人は人気と資金力にものをいわせて、よその球団の主力選手ばかり獲ってきた。しかし、ずっと変わらない巨人の弱点は、補強で獲得したよそ者を使いこなせないこと。1994年、ヤクルトの広澤(克実)が巨人に行くといったとき、俺はやめとけと大反対したんだよ。案の定、巨人では使い捨て。その頃(2000年)俺が阪神の監督をしていたから、『俺んとこへくるか』と助け船を出してやったんだよ。いまだに感謝されるよ(笑い)」


 今年の新戦力も、陽が下半身の張り、山口は右肩の違和感を訴え、調整が遅れた。近年のFA加入選手を見ても、村田修一(36)、片岡治大(34)、杉内俊哉(36)、大竹寛(33)とくすぶる選手は枚挙に暇がない。


「補強というのは、『その選手がチームの役に立つかどうか』という判断基準がなければならない。ただ単に、スターを獲ればいいというわけじゃないんだ」


※週刊ポスト2017年4月14日号

NEWSポストセブン

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