元京都MF奥川雅也がブンデス個人昇格?ビーレフェルトは独3部降格危機

2023年4月5日(水)11時25分 FOOTBALL TRIBE

奥川雅也 写真:Getty Images

 かつて京都サンガに在籍していたMF奥川雅也は現在、ドイツ2部アルミニア・ビーレフェルトでプレー。チームが残留争いを強いられている中、ブンデスリーガ(ドイツ1部)所属クラブへ移籍する可能性が報じられている。


 奥川は京都やオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクなどをへて、2021年1月にビーレフェルトへレンタル移籍。ブンデスリーガ初挑戦ながらも存在感を発揮すると、2020/21シーズン終了後の完全移籍移行によりビーレフェルトと新たに2024年6月までの複数年契約を結んでいた。


 そして昨季もブンデスリーガで8ゴールをあげるなど主力選手として活躍していたが、チームは2部へ降格。今季はここまで2部リーグ26試合中21試合の先発出場で5ゴール8アシストをマークしているものの、ビーレフェルトはリーグ戦残り8試合で3部自動降格圏内の17位ハンザ・ロストックから勝ち点3差の14位に沈んでいる。


 ドイツメディア『GEISSBLOG』の報道によると、ケルンのステッフェン・バウムガルト監督が今月はじめの記者会見で「奥川は実に興味深い選手だ」と、同選手への関心を認めたとのこと。ビーレフェルトがドイツ2部残留を果たした場合でも、移籍金250万ユーロ(約3億6000万円)で獲得可能だという。


 ただ一方で、ケルンはブンデスリーガで2部自動降格圏内の17位シャルケから勝ち点8差の13位に低迷。くわえて先月末には過去の選手獲得で不正行為があったとして、国際サッカー連盟(FIFA)から今後2度の移籍ウィンドウにおける補強禁止処分が科されている。


 しかしケルンは処分内容を不服として、国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴する模様。CASで判決が出るまでの一時的な処分停止も求めているという。また『GEISSBLOG』は「CASがケルンの訴えを認めた場合、ケルンは厳しい財政状況であるものの、この夏に奥川獲得に必要な移籍金を捻出することは可能だ」と綴っている。


 なお奥川にはケルンのみならず、ブンデスリーガのアウクスブルクも関心を寄せているという。ドイツ2部でも奮闘する同選手の個人昇格が実現するか注目が集まる。

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