CLベスト8、1stレグ。バルサのリベンジかアトレティコの再現か。同国対決は“両極端”の激突に

4月5日(火)10時30分 フットボールチャンネル

バルサ、アトレティコ戦はオッズと対戦成績は有利も…

 現地時間5日、チャンピオンズリーグ(CL)ベスト8の1stレグでバルセロナとアトレティコ・マドリーが対戦する。2シーズン前のベスト8でCL史上初めて対戦した両者だが、当時はアトレティコがベスト4に進出している。今回は、バルサの“リベンジ”となるのか、アトレティコの“再現”となるのか。同国対決に注目が集まる。(文:今関飛駒)

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 現地時間5日、CLベスト8の1stレグが行われる。バルセロナ対アトレティコ・マドリーは、今回のラウンドで唯一の同国対決なだけに注目度も高まる。

 国内リーグでは、バルサがレアル・マドリーとの“クラシコ”に敗れたとはいえ首位を走り、アトレティコが2位で追っている。宿命のライバル相手に痛恨の逆転負けを喫したバルサだが、依然としてリーグ優勝の本命であることに変わりはない。

 大手ブックメーカー『ウィリアムヒル』のオッズでも、バルサが1.50倍となっており、4.50倍のアトレティコよりも有利とする見方が強い。なお、バルサは優勝予想でもバイエルン・ミュンヘンの3.25倍を上回る2.62倍の一番人気だ。

 この両雄は一昨季のベスト8でも顔を合わせている。当時はアトレティコがアウェイでの1stレグを1-1で乗り切り、ホームでの2ndレグでコケが前半5分に挙げたゴールを守り切ってベスト4に駒を進めた。

 これまで国内ではしのぎを削ってきた両チームだが、欧州の大会での対戦は2年前が初。今回が2度目となる。

 ここ10年間の対戦成績は、公式戦通算30試合でバルサが18勝、アトレティコが6勝、引き分けは6つとバルサが大きく勝ち越している。さらに、バルサはアトレティコに公式戦6連勝中という事実も手伝えば、バルサ有利という声も頷ける。

 だが、一概にそうとも言えないのがこのカードの妙。バルサはこの8シーズンでベスト4に進出できなかったのはただ1度。その1つの例外こそが、一昨季のアトレティコ戦である。

 アトレティコは“同国対決”というものに慣れっこでもある。彼らはCLにおいて、3シーズンでこれが4度目の同国対決。バルサに勝利した13/14シーズン以外はいずれもマドリーに敗戦しているが、ディエゴ・シメオネ監督は『同国対決とは何たるか』を心得ているはずだ。

 バルサのルイス・エンリケ監督も「同じ国のチームと対戦するのは好きではない」と語っていたように、避けたかった相手のひとつだとしている。

同国対決は“両極端”の激突に

 試合は、一言で言ってしまえば「バルサがボールを支配してアトレティコがカウンターを狙う」といった展開が予想される。今季対戦した2試合を、『whoscored.com』および『squawka』のスタッツから分析してみる。

 2試合ともバルサがポゼッション率、パス本数で圧倒している。ただし、インターセプト数ではアトレティコが上回っており、守備から攻撃につなげていることが分かる。とはいえ、シュート数やチャンス数ではほぼ互角だ。

 今季はバルサがホーム、アウェイともに2-1で勝利しているが、どちらもスコア、内容ともに『圧勝』といえるほどの大差もなく、両極端にある2チームのスタイルが再びぶつかり合うことになりそうだ。

 アトレティコの失点数はリーガでも最少の「15」。2番目に少ないバルサとビジャレアルでも26失点であることから、その堅守ぶりがうかがえる。来たる大一番も、2試合を通じて1つのゴールが勝敗を分けることになると見て良いだろう。

 ただ、アトレティコはセンターバックの主力でもあるホセ・ヒメネスが欠場濃厚。さらに、もうひとりの主力のディエゴ・ゴディンと控えのシュテファン・サビッチの出場が不透明となっており、シメオネ監督は守備の人選に頭を悩ませることになるかもしれない。

「バルサのCLホーム10連勝の記録を破るのはオレたちだ」

「アトレティコには2年前の借りを返してやる」

 そんな両ファンの声がどこからか聞こえてきそうだが、そのどちらにも期待できる好カードであることは間違いない。バルサの“リベンジ”か、アトレティコの“再現”か。舞台はバルサの本拠地、カンプ・ノウだ。

(文:今関飛駒)

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