2軍で復帰戦臨んだ川崎宗則が「ショックだった」こと 「ここから突貫工事」

4月5日(水)7時40分 フルカウント

2軍で復帰戦に臨んだホークス川崎が早くも危機感「ここから突貫工事」

 3113人、満員御礼。6年ぶりにソフトバンクに加わった川崎宗則内野手の復帰戦となった4日のウエスタンリーグ・オリックス戦。福岡・筑後市にあるホークスのファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」は平日とは思えないほどの熱気に包まれていた。開場前から敷地内にはファンが溢れ、当日券売り場、入場ゲート前には長蛇の列が出来た。試合開始前には全席完売となり、チケットを手に出来なかったファンも多数いた。

 そんな注目の中での復帰戦。この日朝に届いた真新しい「背番号52」のユニホームを身にまとい、川崎は「1番遊撃手」でスタメン出場した。同い年のオリックス岸田から、初回の第1打席でいきなり右前安打を放ち、ファンを魅了。3回1死一塁では二ゴロに倒れたが、その後盗塁を試みるなど、早速、全力プレーを披露した。

「昨日から緊張して眠れませんでした。朝早く起きて、嬉しくて。時差ボケではありません。ドキドキして朝3時半から起きて待っていました。決して時差ボケではありません。チームメートと一緒に声出しながら野球が出来た。楽しかったです。(ファンの)みんなが頑張れ、川崎頑張れって言ってくれて、僕も本当に嬉しかった。今年18年目ですけど、こんな僕みたいな人間に興味を持ってくれて本当にありがとう。サンキューベリーマッチ」

 6年ぶりとなったホークスのユニホーム姿。感慨深さがあった反面、日本の野球への適応に、いくつもの課題を感じたという。

日本投手は「打ちにくい」、「ぐーっとタメてくる」

 1打席目に復帰後初安打を放ったものの、この日立った2打席で「打ちにくいですね。やっぱり日本人なんで、日本語が通じるし、繊細だし、コントロールがいいし。レベルが高くて、自分の打撃がほとんど出来なかった気がしますね。ヒットは打てたけど、日本のピッチャーのレベルは高い」と感じた。

 アメリカでは、数多くの投手が2シームを使い、手元で動くボールへの対応が必要だった。日本では2シームを投げる投手はいるが、ファストボールは4シームが中心だ。

 投手のタイプの違いに「今の打ち方じゃ、合わないと思う。ダメだと思う。ちょっと考えないといけない。4シームをしっかり前に飛ばせるように考えないといかん。その辺はこれからやっていかないと。ちょっと違うから、ピッチャーが。あっちはポンポンと来るんだけど、こっちはぐーっとタメてくる。タイミングが合わせづらい。ずっとやっていたんだけどね、忘れているよね。そこはちょっとショックだった」と言う。

 そして、グラウンドの違いにも感じるところがあった。

「打球が速いから、すげえ難しい」、「このままでは1軍ではプレー出来ない」

 天然芝がほとんどのアメリカの球場に対し、12球団の本拠地で天然芝の球場は、楽天のKoboパーク宮城、広島のマツダスタジアム、阪神の甲子園、オリックス(京セラDがメインだが……)のほっともっとフィールド神戸。

 この日のタマスタ筑後も人工芝で「体バリバリですね。さすが人工芝。日本人の選手は強い。体の張り方がハンパない。ヤフオクドームとは違うんだろうけど、まずはこの人工芝でしっかりプレーしたい。他のところもあるわけだから、人工芝に慣れないといけない。打球が速いから、すげえ難しいと思う。今日1日やってみて感じたことはたくさんあった。昨日、一昨日は課題はない、余裕だって思ってたけど、とんでもなかった。すいませんでした。これはダメですね、課題だらけ。ここから突貫工事」と語った。

「このままでは1軍ではプレー出来ない」と準備期間の必要性を示した川崎。「いや、でも分からないね。僕の突貫工事早いからね。今日の夜終わるかもしれないし、終わったら明日から1軍だね。オレにも読めない。計画性ゼロだから、昔から。明日にでも出来上がってるかもよ」とも話したが、コンディションを上げることも考えれば、ある程度の期間はファームで調整を積むことになるだろうか。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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