新婚・藤田光里はステップ開幕戦で快調の滑り出し 5年ぶりV逃すも得た手ごたえ「一喜一憂しなくなった」

2024年4月6日(土)19時55分 ALBA Net

5年ぶりV逃すも今季ステップ開幕戦は快調な滑り出しとなった藤田光里(撮影:福田文平)

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<YANMAR HANASAKA Ladies Golf Tournament 最終日◇6日◇琵琶湖カントリー倶楽部 栗東・三上コース(滋賀県)◇6482ヤード・パー72>

5年ぶりのステップ・アップ・ツアー優勝に藤田光里は惜しくも届かなかった。だが、見せ場はつくった。首位を2打差で追った16番パー5。残り85ヤードの3打目を56度のウェッジで直接カップインさせるという劇的イーグルで一気に首位に並び、ギャラリーを大いに沸かせた。17番パー3からは2連続ボギーで失速したが、悔しさよりも満足度のほうが勝っていた。


「自分の順位とか状況はまったく分かっていなかったけど、周りの方の反応で『あっ、トップなんだ』と思った。フルショットできるちょうどの距離が残って良かった。ピンの手前に落ちて、ポンポンという感じでボールが跳ねて入った感じのイーグルでした」
 
初日は「68」をマークして単独首位でスタートした。「75」をたたいた2日目が悔やまれるが、「優勝とか順位は意識していなかった。腰が痛くて昨日も帯同してもらっているトレーナーさんに針を打ってもらったけど、ゴルフの状態は悪くない。淡々と1ホール1ホールをこなす感じでやっています」と腰痛を抱えながらも、針の治療などを行いプレーに集中することができた。

QTランク66位で今季はステップ・アップ・ツアーが主戦場となるが、一週間前はマンデートーナメント(予選会)を突破し、レギュラーツアー「ヤマハレディース葛城」に出場。トータル5オーバー・58位で終えた。

「ヤマハのマンデーはこの大会に備えるための実戦の場としてチャレンジした。まさか予選まで通れるとは思っていなかった。去年の最終QTは腰が痛くて、痛くて歩くのも辛かった。そのときのことを思えば、いい感じでシーズンを迎えることができたと思う」と評した。

このオフ、女子ゴルフ界は結婚ラッシュだった。藤田もその一人で、2月6日に5年半の交際を経て、同い年の会社員の男性とゴールイン。「2月6日は特に記念日とかではないんです。式場を予約できたのが、その日でお式と入籍を一緒に済ませました」。

2017年にシードを失い、長期低迷が続く。信頼すべきパートナーの支えも力に、復活を期すプロ12年目のシーズンをまずは快調に滑り出した。「昔のように1打1打に一喜一憂しなくなった。力むことはなくなりましたね」。次の戦いは、再来週の17日に行われる「フジサンケイレディスクラシック」のマンデートーナメント。15年にツアー初優勝を果たした思い出の舞台に立つために、まずは月曜日の川奈を攻略する。(文・臼杵孝志)


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