CLベスト8、1stレグ。レアルを復活させた“アンカー”。苦境ヴォルフスの挑戦の行方は…

4月6日(水)15時2分 フットボールチャンネル

3戦勝ち星なし。8位低迷のヴォルフスブルク

 チャンピオンズリーグ(CL)ベスト8の2日目では、ヴォルフスブルク対レアル・マドリーの一戦が行われる。昨季ブンデスリーガで2位と躍進し、今季のCL出場権を手にしたヴォルフスブルクはクラブ史上初の決勝トーナメント進出でベスト8入りという快挙を達成した。しかし、現在のチーム状態は苦しい。アウェイでのクラシコを制するなど最高な状態にあるレアル・マドリーとの対戦は厳しいものとなるだろう。(文:海老沢純一)

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 現地時間6日に行われるチャンピオンズリーグ、ベスト8の1stレグ。クラブ史上初のCLノックアウトラウンド進出でベスト8まで駒を進めたヴォルフスブルクは、ホームにレアル・マドリーを迎える。

 ヴォルフスブルクにとっては未知の戦いともいえるこの一戦だが、やはりレアル・マドリーの優位は揺るがないだろう。ブックメーカーのウィリアム・ヒル社のオッズでもヴォルフスブルク4.75倍、ドロー4倍、レアル・マドリー1.67倍という差が付いた。

 加えて、両チームは対照的な状態にある。ヴォルフスブルクは、ブンデスリーガで現在8位と低迷。しかも直近3試合では対戦時17位のホッフェンハイムに0-1、同14位のダルムシュタットに1-1、同6位のレバークーゼンに0-3というスコアで1分け2敗。勝ち星がない状態が続いている。

 逆にマドリーは、2月27日に行われたアトレティコ・マドリーとのダービーに敗れて以降はリーガエスパニョーラで5連勝と状態を持ち直した。特に4月2日に行われたバルセロナとのクラシコでは、アウェイの地で2-1と逆転勝利。チームの士気は最高潮に高まっているはずだ。

レアル・マドリーに安定感を与えたカゼミーロ

 ヴォルフスブルクにおいてキーマンとなるのは、やはりシュールレとドラクスラーのドイツ代表コンビだろう。

 シュールレは昨季途中にチェルシーから加入して以降、レバークーゼン時代のようなパフォーマンスを見せることができずに苦しんでいた。しかし、中断期間明けの後半戦からは上昇気配。クルーゼと2トップを組んだ試合ではハノーファー戦のハットトリックを含めて4試合で5得点を記録している。

 ヴォルフスブルクは1stレグがホームゲームだけに、何としても得点を奪わなければならない。今季シャルケから加入したドラクスラーとのコンビでシュールレがいかに良い形のチャンスを作れるかが鍵となる。

 対するマドリーは、失意のダービーののち、クラシコを含めて5連勝を遂げているが、ジネディーヌ・ジダン監督はそのスタートとなるレバンテ戦からチームに1つの変化を加えている。

 それがアンカーのカゼミーロだ。それまでジダン監督は、アンカーの役割を主にクロースに任せていた。攻撃の面では長短のパスで高い貢献度を見せていたが、クロースは守備に特徴を持つ選手ではない。

 そのため、中盤の守備力に不安があったが守備力の高いカゼミーロを起用して以降は格段に中盤の安定感が増した。ポジションを1つ上げたクロースも、それまで守備へのカバーリングに時間を割かれていたモドリッチも背後にカゼミーロがいることで攻守においてプレーに余裕を取り戻している。

 加えて、現在ではベンゼマ、ベイル、クリスティアーノ・ロナウドの“BBC”トリオが揃う。この3人は個々にも世界トップクラスの能力を持つが、やはり3人揃った際の破壊力は抜群。

 特にベンゼマの存在感は大きく、ベンゼマのプレーはロナウドのパフォーマンスにも大きな影響を与えている。ベンゼマのキープ力、パス精度、そして決定力は代えの効かないレベルにあり、このサポートを受けたロナウドは単独でのプレーを何倍も上回る力を発揮できる。

 現在、マドリーの陣容に目立ったところでの欠場者はなく、心身ともに万全の状態といえる。

 ヴォルフスブルクにとってベスト8進出は快挙といえるが、ここでその挑戦が終わる可能性は高いだろう。

(文:海老沢純一)

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