驚異的なペースでゴール重ねる選手も。欧州組日本人選手得点ランキング【編集部フォーカス】

4月6日(木)16時10分 フットボールチャンネル

4位タイ:東欧でたくましさを増したファンタジスタ

 今季はヨーロッパでプレーする日本人選手にとって苦しいシーズンとなっている。多くの選手たちが出場機会を得られない、本意でないポジションで起用される、負傷や体調不良に見舞われてしまう…など数々の苦難に直面してきた。そんな中でゴールという形で輝きを放つ選手もいる。誰が最も多くのゴールを挙げているのだろうか(成績はすべて2017年4月5日現在)。

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森岡亮太(シロンスク・ヴロツワフ)

成績:27試合出場5得点

 ポーランド1部シロンスク・ヴロツワフで10番を背負う森岡は、コンスタントに結果を残し続けている。今季は5ゴール5アシストで攻撃の中心としてチームを引っ張り、直接フリーキックやPKでもゴールネットを揺らしてきた。

 ヴィッセル神戸時代から観客を沸かせてきた絶品スルーパスは健在で、ヨーロッパの厳しいプレッシャーの中でも高い技術を発揮している。チームが11位と振るわない中でトップスコアラーとして奮闘し、昨季記録した7ゴールに迫る勢いだ。

4位タイ:体調不良を乗り越え復活した長身FW

ハーフナー・マイク(ADOデン・ハーグ)

成績:22試合出場5得点

 昨季はADOデン・ハーグの絶対的エースとして16ゴールを挙げたものの、今季はチームの不調に引きずられるように調子を落としてゴール欠乏症に陥った。ベンチに座る試合も増え、昨年9月から今年3月までゴールなし。

 ウィンターブレイク中には耳や顎の不調を訴えて入院するなどコンディションも整わず苦しんだ。しかし、先月中旬から復調すると3月11日のNEC戦から4試合で3ゴール。ADOの1部残留に向けて復活を遂げたエースの活躍が必要だ。

3位:最高の相棒とともに輝く万能ストライカー

大迫勇也(ケルン)

成績:25試合出場6得点

 ケルンではフランス人FWアントニー・モデストと絶妙なコンビネーションを披露し、チームの攻撃に不可欠な存在へと成長した。ピッチを幅広く動いて中盤と前線をつなぎ、かつ決定的な場面でフィニッシュにも絡む役割を務められるのは大迫以外にいない。

 6ゴールは一見物足りないような印象を受けるが、それ以上にゴール数だけでは測れない部分においてチームへの貢献度は非常に高い。7アシストという数字がそれを物語っているだろう。日本代表戦で負傷し、しばらく離脱しなければならなくなったことだけが悔やまれる。

2位:冬の移籍で波に乗る日本代表の“新エース”

久保裕也(ヘント)

成績:14試合出場5得点(スイス)、8試合出場5得点(ベルギー)

 スイスのヤングボーイズから冬にベルギーのヘントへ新天地を求めた23歳は、周囲からの信頼を確固たるものにしゴールを量産している。

 ベルギーでのデビュー戦から2試合連続でゴールを挙げ、2月末からは日本代表も含めて公式戦5試合連続ゴール。直接フリーキック、PK、ドリブルで4人抜きをしてのゴールなど、多彩なパターンで得点できることを証明した。

 久保は6位以内に与えられる優勝決定プレーオフ出場権獲得に大きく貢献し、加入からわずか2ヶ月でヘントの救世主になった。

1位:驚異的なペースでゴールを重ねる22歳

南野拓実(レッドブル・ザルツブルク)

成績:14試合出場11得点

 リーグ得点ランキング2位、欧州組日本人最多の11ゴールを挙げている南野拓実だが、チーム内での立ち位置が決して順調というわけではない。

 オスカル・ガルシア監督から与えられたリーグ戦の出場機会はわずか14試合、708分間にとどまっている。先発出場も6試合しかない。チーム内得点王という結果を残しながら、その成績に見合った待遇を得られているとは言えないだろう。

 ただし708分間での11ゴールは驚異的なペースだ。仮にこれまでのリーグ戦27試合すべてにフル出場していたとすると、38ゴールを挙げている計算になる。

 本人はクラブ公式サイトのインタビューで「当然もっとプレーしたい気持ちはあります」と述べる一方で、「現在の出場時間が少ない理由も理解しています。監督からは改善しなければいけない部分などを個人的に言われています」と、途中出場の多い現状に理解を示している。守備や前線でのキープが課題になっているようだ。オーストリアで得点力を覚醒させた22歳は、しばらく遠ざかっている日本代表でも大きな戦力になるかもしれない。

その他の選手たちの活躍ぶりは…

 ドルトムントの香川真司やヘルタ・ベルリンの原口元気、エイバルの乾貴士、サウサンプトンの吉田麻也は最近になって今季初ゴールを挙げ、調子を上げてきている。

 大怪我を乗り越えたマインツの武藤嘉紀は、完全復活とまではいかないが徐々に出場時間を伸ばしており、4月5日の試合でおよそ7ヶ月ぶりのゴールを挙げた。HJKヘルシンキの田中亜土夢は、4月5日に行われた2017シーズンの開幕戦で2ゴール1アシストを記録し、最高のスタートを切っている。

▽3得点
武藤嘉紀(マインツ) 12試合出場3得点

▽2得点
田中亜土夢(HJKヘルシンキ) 1試合出場2得点
浅野拓磨(シュトゥットガルト) 22試合出場2得点
岡崎慎司(レスター) 25試合出場2得点

▽1得点
香川真司(ドルトムント) 16試合出場1得点
吉田麻也(サウサンプトン) 14試合出場1得点
原口元気(ヘルタ・ベルリン) 26試合出場1得点
乾貴士(エイバル) 21試合出場1得点
酒井高徳(ハンブルガーSV) 26試合出場1得点
長谷部誠(フランクフルト) 22試合出場1得点
小林祐希(ヘーレンフェーン) 24試合出場1得点
瀬戸貴幸(アストラ) 26試合出場1得点
山田大記(カールスルーエ) 20試合出場1得点
鈴木大輔(ヒムナスティック・タラゴナ) 28試合出場1得点

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