「もったいない」 予選2位通過の勝みなみは上がり2H連続“池ポチャ”でベスト8止まり

2024年4月7日(日)7時0分 ALBA Net

勝みなみは惜しくも準決勝進出を逃した(撮影:GettyImages)

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<T-モバイル・マッチプレー 4日目◇6日◇シャドー・クリークGC(米ネバダ州)◇6765ヤード・パー72>

最後は力尽きてしまった。最終ホールで入れれば19ホール目に進めたはずのパーパットを外し、アン・ナリン(韓国)がボギーパットを沈めた瞬間、勝みなみのメッチプレーは終戦を迎えた。


ストロークプレーの3日間を2位タイで終えて、ベスト8に進出し挑んだトーナメント。準々決勝は一進一退の攻防が展開された。先にリードを許したが、その後は互いに譲らず、タイのまま後半に入った。

12番、13番を連続で落とすと、今度は14番、16番で取り返してまたもタイに。勢いは勝にあると思われた矢先。17番パー3のティショットを池に入れて1DOWN。18番パー5でもティショットを池に入れて、18ホールでの勝ちはなくなった。その後ナリンも池に落としボギーで分けるという状況。敗戦後、大会を中継するWOWOWのインタビューに答え、「全体的に納得がいかないゴルフになってしまった」と悔やんだ。

「ショットがあんまりよくなかった印象があった」と、要所でショットが散らばった。なんとかしのぐ展開も、小技のうまいナリンの前に大きくリードを奪えず、最後は競り負けてしまった。「彼女はアプローチとかパターがうまい選手で粘ってくるだろうなと思っていて、自分も最近は粘りのゴルフができるようになっていた」。そんな中での池ポチャ2回が、命運を分ける形となって肩を落とす。

15番パー4では2打目が池に入りかけながら、岩に当たりグリーン手前まで出るラッキーもあった。終盤は流れが来ていただけに「そこまではいいゴルフをしていた」と、やはり上がり2ホールが悔やまれる。

池に入れた18番はドロップし3打目。強烈なツマ先下がりのラフからグリーン右横まで運んだが、難しい4打目はピンを2メートル強オーバー。返しを外してしまった。「18番でナリンさんが池に入れると思っていなかったので、寄せきれなかったのが今回の実力が出たかなと思います」と詰めの甘さが敗因と分析する。

ベスト8で敗戦という形に終わったが、今季初の“トップ10”という結果もまた事実。「できれば2位で終わりたかったなという…(笑)、もったいないなという感じはあります」。およそ10年ぶりのマッチプレーで、勝負勘を取り戻すことはできずじまい。最終日に向かうことなく、コースをあとにする。

次戦は1週間のオープンウィークを挟み今季メジャー大会初戦の「シェブロン選手権」。大一番に向けて悔しさと収穫を抱え、テキサスへと向かう。


<ゴルフ情報ALBA Net>

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