課題と収穫が交差した開幕戦 現地で田中将大の投球はどう評価された?

4月7日(木)18時15分 フルカウント

2年連続の開幕投手で試合作った田中、NY地元紙は「一球のミス」にフォーカス

 4月5日のヤンキース-アストロズ戦。日本人としては2003、04年の野茂英雄以来となる2年連続開幕投手を務めたヤンキースの田中将大投手は、5回2/3を2失点で降板し、勝敗は付かなかった。

 チームを勝利に導くことはできなかったが、少なくとも試合を作って勝つチャンスを与える投球を見せた。ただ、3回までパーフェクト投球という完璧な滑り出しだっただけに、6回2死からアストロズのコレアに浴びた同点ソロが余計な失点だった。

 登板翌日のニューヨーク・ポスト紙は「堅実な登板だったが、一つの懸念事項によって台無しになった」との見出しで「一球のミス」にフォーカス。「田中の投球は向上したが、被本塁打の問題を解決できていない」と続けている。

 田中は昨季154回を投げ、25本塁打を許した。1年目から被弾が10本も増えたことで、米メディアは問題視。田中も5日の登板後、米メディアに「ホームランの数を減らすことは大事なこと」と今季クリアすべき課題に挙げている。ただ、その他の米メディアは田中の登板についてそこまで大きく触れておらず、それだけ評価しづらい内容だったと言える。

女房役はツーシームを評価「よく動いていた」

 アストロズのヒンチ監督は試合前、「調子がいいときは30〜35パーセントの割合で速球を投げる。良くないときはその率が下がる」と分析していた。野球の米データサイト「Fan Graphs」によると、5日のアストロズ戦では速球の割合は全体の26.4%にとどまった。一方でスプリットは50%弱。ヒンチ監督の分析通りだと、調子はあまり良くなかったと見ることができるが、気温2度で強風が吹くコンディションだったことを差し引けば、難しい状況にうまく対応したと見ることもできる。

 オープン戦で4試合に投げて防御率7.36と不調だった右腕への懸念が完全に払拭されたわけではないが、力強さは増した印象だ。マッキャン捕手も「シンカーが良く動いていた。打者のタイミングをうまく外していた。いい投球だった」と評価した。

 次回先発が予定されている10日のタイガース戦は同じくらいの厳しい寒さが予想される敵地デトロイト。フォーシームをほとんど投げず、ツーシームを軸とした投球で試合を作ったことは次につながりそうだ。課題と収穫のあった登板を次回に生かせるか。

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