【土屋雅史氏のJ2展望】松本vs長崎はドロー決着の「0」で勝負…岐阜は連勝を飾ると踏んで「1」をマーク

4月7日(金)17時0分 サッカーキング

 ここまで4勝1分1敗の3位と開幕ダッシュに成功した長崎。今節は3勝1分2敗で8位に付ける松本のアウェイに乗り込む一戦となりますが、このゲームに特別な想いを持って臨むであろうことが予想されるのが、開幕から6試合続けてスタメン起用されている長崎の飯尾竜太朗です。





 同級生に本多勇喜(京都)、1つ下に二見宏志(清水)、窪田良(富山)、泉澤仁(G大阪)、可児壮隆(FC今治)と多数のタレントを揃え、総理大臣杯と関西リーグの二冠に輝いた2012年の阪南大学でキャプテンを務めていた飯尾。卒業後は当時J2参入2シーズン目だった松本へ加入し、智将として知られる反町康治監督の下でルーキーイヤーから出場機会を掴みます。

 昨シーズンは離脱した田中隼磨の穴を確実に埋めるパフォーマンスを披露し、加入からの4シーズンの中でも最も多くの公式戦に出場すると、6月には念願のJリーグ初ゴールも記録。クラブ史上初となるJ1昇格プレーオフでも、アルウィンで開催された岡山戦のスタメンに抜擢されましたが、チームは劇的な展開で準決勝敗退。飯尾もシーズン終了後には長崎への完全移籍を決断します。ただ、なかなか田中の壁を超えるまでには至らなかった中で、「リュウタロウ!リュウタロウ!」という印象的なチャントも含め、サポーターからの人気が高い選手という印象が飯尾にはありました。

 迎えた今シーズン。3番を背負った飯尾は、長崎不動の右ウイングバックとしてがっちりと定位置を確保。第5節の京都戦でチーム唯一の得点をアシストすれば、前節の山形戦でも1点をリードした後半には、決定的なピンチを果敢な守備で防ぎ、チームもそのあとに追加点を記録して2−0と勝利。長崎の中での存在感も日増しに高まってきているようです。飯尾にとってもアルウィンへの凱旋となる今節の一戦。ここは彼の活躍にも期待しつつ、松本の現状も考慮してドロー決着の「0」で勝負したいと思います。

 どの試合もボール支配率は驚異の70%越え。大木武新監督の招聘によって、明らかに今までと大きくスタイルの変わったサッカーが話題を呼んでいたものの、なかなかシーズン初勝利が遠かった岐阜。そんな彼らはようやく前節の町田戦で勝ち点3を獲得しましたが、その一戦で今シーズン初めてフル出場を果たし、白星に貢献した田森大己は指揮官との不思議な縁で結ばれている選手なんです!





 広島ユース、法政大学を経て、2006年に甲府へと加入した田森。その前シーズンに柏とのJ1・J2入れ替え戦をバレーの衝撃的なダブルハットトリックで制し、意気揚々とJ1へ挑む甲府を率いていた当時の指揮官は大木監督。ルーキーイヤーは出場機会を得られなかった田森も、2年目にはJリーグデビューを飾ると、リーグ戦9試合に出場し、プロとしてのキャリアを歩み出しました。ところが、チームは無念のJ2降格を突き付けられ、シーズン終了後に退任した大木監督は日本代表のコーチに。田森も2008年シーズンに契約満了となり、愛媛へと新天地を求めます。

 2人が再会したのは古都の地。2013年シーズンに愛媛から京都へと田森が移籍すると、その京都で就任3年目のシーズンを迎えていたのが大木監督。前年に3位に入りながらも、J1昇格プレーオフで悔しい敗退を強いられたチームは、2013年も変わらぬ強さを発揮し、再び3位でJ1昇格プレーオフへと挑みます。それでも最後は決勝で徳島に0−2と敗れ、またしてもJ1昇格はならず。そのシーズン限りで大木監督は京都を去り、田森は3シーズンを過ごした後、2016年シーズンには岐阜へと完全移籍することになりました。

 2017年。4年ぶりにJの舞台で指揮を執ることになった大木監督が、開幕戦で右サイドバックのスタメンに起用したのが田森でしたが、前半で無念の負傷交替となってしまいます。前節は彼にとってもそれ以来のスタメン出場。5戦未勝利という苦しい状況で、センターバックとしてピッチに立った田森は、きっちりと守備のタスクを完遂して町田の攻撃陣を完封。恩師にシーズン初勝利をプレゼントする格好となりました。今節の岐阜がホームに迎える水戸もここ2試合で勝ち点4をもぎ取っており、決して楽な相手ではないものの、とうとう白星を手にしたチームは、勢いそのままにホーム初勝利も虎視眈々と狙っているはず。今回は岐阜の連勝を信じて、ホーム勝利の「1」にマークします!

文=土屋雅史

予想難易度が高いとされるJ2は、toto当せんのカギを握る重要な要素の一つ。国内サッカー事情に精通した土屋雅史氏がJ2を徹底解剖する! 『今週のJ2(http://www.totoone.jp/j2/)』はサッカーくじtoto予想サイト『totoONE(http://www.totoone.jp/)』にて好評連載中。
※本文中の「1」はホームチーム勝利、「0」は引き分け、「2」はアウェーチーム勝利。

■明治安田生命J2リーグ第7節
2017年4月8日(土)14時キックオフ
松本山雅FCvsV・ファーレン長崎(松本平広域公園総合球技場)

■明治安田生命J2リーグ第7節
2017年4月8日(土)14時キックオフ
FC岐阜vs水戸ホーリーホック(岐阜メモリアルセンター長良川競技場)

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