ボッタス、ハミルトンとの仲は変わっていないと語る「もうチームメイトではないが、いい関係を築いている」
2022年4月8日(金)7時30分 AUTOSPORT web
バルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンはもはやチームメイトではないが、長年かけて築かれたふたりの強固な友情に変わりはないとボッタスは述べている。
ハミルトンとボッタスは、メルセデスで5シーズンにわたってともにレースをした。ボッタスはメルセデスで世界タイトルを獲れなかったが、2017年から2021年のハミルトンのレコードである49勝と4回の世界タイトル獲得という目覚ましい実績に大きく貢献していた。
ふたりの調和の取れた関係はコースの内外で損なわれることはなく、ハミルトンはボッタスのことを「このスポーツにおけるこれまでで最高のチームメイト」と評した。
彼らはもはやレースウイーク中に時間を過ごしたりデブリーフィングを行ったりはしないが、友情は続いており、会場への往復をともにすることもあるという。
「うまくいっているし、とても自然だよ」とボッタスは、『People.com』にハミルトンとの現在の関係について尋ねられて答えた。
「バーレーンでのレース後、インラップで彼を抜いた時に彼が表彰台を獲得したと聞いたから、彼に親指を立ててみせたら、彼も同じことをしたよ」
「実際、僕たちはレース後にドバイへ、そしてドバイからサウジアラビアへ一緒に飛んだ。今も同じフライトを使っている。ある意味何も変わっていないよ」
「もうチームメイトではないけれど、友人なんだ。いいことだよ。ある意味でいい関係を築いている」
「チームメイトだった時は、一緒に多くのことを成し遂げた。そういう友情はきっと長続きすると思うよ」
ボッタスは、ドライバーは互いに友好的になることはできるが、友人になるのは難しいことだと認めた。しかしハミルトンとボッタスは、コース上でのライバル関係は必ずしも冷たい関係をもたらすわけではないことを学んだという。
「かなり難しいことだとは思う。レースで互いに争っているのに、素晴らしい友情を育むのは実際にはかなり難しいことだ」
「僕たち(ハミルトンとボッタス自身)は、レースはレースであり、コース外ではそのことは関係ないということを学んだと思う」
「ふたりとも理解したと思う。僕たちは互いにレースで戦うけれど、それでも同じフライトで移動したりできるんだとね」