プロ初先発の巨人平良がホロ苦デビュー 高卒3年目は飛躍を遂げられるか

4月8日(金)9時45分 フルカウント

阪神戦でプロ初登板初先発も、4回に突如乱れて降板「悪い流れを作ってしまった」

 巨人の新星・平良拳太郎投手のデビュー戦はホロ苦いものになった。3回までは4者連続三振を奪うなど、阪神打線を無失点に抑えていたが、4回につかまった。1アウト後、3番のヘイグに四球を与えると、4番の福留に外角高めのボール球をライトスタンドへ運ばれ、3ランで先制点を奪われた。

 その後、2アウトまでこぎつけたが、西岡の安打と2つの四球で満塁。もう四球が許されない状況で、投手のメッセンジャーに一、二塁間を破られる2点タイムリーを浴びた。あっという間に4点を失い、降板した。

「3回までは自分の投球ができていたと思うのですが、四球からリズムを崩して、悪い流れを作ってしまいました」と肩を落とし、ベンチで戦況を見守った。後続の投手も失点し、9点差がついた9回には勝利の方程式の一角でもあるマシソンを投入せざるを得なくなった。敗戦の責任の重さを感じていた。

 1軍の先発投手の枚数が足りなくなり、20歳の右腕に大役がまわってきた。平良は昨年1軍デビューを果たした田口麗斗投手と同期。沖縄・北山高校から2013年のドラフト5位で入団した。球団は昨年オフに岡本らとともに台湾のウインターリーグに派遣し、武者修行させるなど期待を寄せている。平良は着実に成長を遂げてきた。

イースタンでは好成績、1軍で初舞台を踏めたことが大きな収穫に

 今年はイースタン・リーグの開幕投手を務めた。捕手・阿部の好リードにも導かれ、ヤクルト相手に1失点完投勝利。「有利なカウントで勝負ができました。投げミスもありましたが、次はそうならないように注意したい」と反省を生かし、3試合で2勝0敗。防御率1.57の好成績を収め、1軍から白羽の矢が立った。

 平良は高校時代、体を大きくひねるトルネード投法で打者に立ち向かってきた。当時ほどまでではないが、体をひねる投球でリリースポイントが打者からは見づらいフォーム。ただ、思いきって内角を攻めることができず、弱気の虫と戦う日々だった。しかし、国際大会など経験を積むうちに少しずつ克服。1軍の舞台で勝負できるまでになった。

 デビュー戦は、なかなか思いきって内角勝負することはできなかった。緊張の初登板とあり、平良の良さはほとんど無かったように見える。気負いから変化球の精度も悪かった。それでも、この敗戦でチャンスがなくなったわけではない。初舞台を踏めたことが、大きな収穫になったはずだ。

 今後の投手陣はエース・菅野を中心に、平良や田口、新人の桜井、中川が巨人の「一新」の象徴にならなくてはいけない。最後は悔しさをかみ殺し、ベンチで阪神の勝利を見届けた20歳。必ずこの悔しさを糧にして、次の登板で成長した姿を見せてくれるだろう。

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