田中正義だけじゃない 今年の大学野球は「中央球界」以外に好選手が多い!?

4月8日(金)13時49分 フルカウント

池田、秋元、生田目…「六大学・東都」以外の要注目選手は?

 選抜高校野球大会が終了し、今度は各地で開幕している春の大学野球のシーズンが到来しようとしている。
 
 例年、大学野球といえば、報道では東京六大学、東都大学という神宮を本拠地に戦う歴史あるリーグが注目され、多くのドラフト指名選手を輩出してきたが、今年に関していえば、その様相が少しだけ異なっている。

 今年の最注目選手はなんといっても、東京新大学で戦う創価大の156キロ右腕・田中正義。5日のリーグ開幕戦・杏林大戦で3失点完投し、12球団のスカウトが絶賛して話題となった。

 そのドラフト目玉候補をはじめ、いわゆる「中央球界」といわれるメジャーなリーグ以外に例年以上に好選手が多いのだ。そこで「六大学・東都」以外の要注目選手を一挙、紹介する。

 上述した東京新大学には、ほかにも注目選手が揃っている。田中と同じ創価大の151キロ右腕・池田隆英、185センチの長身右腕・秋元秀明の本格派2人もドラフト候補。その創価大を破って昨春の全日本大学選手権に出場し、準優勝した流通経大の155キロ右腕・生田目翼も楽しみな逸材だ。

13年創部の新潟医療福祉大にも2人のドラフト候補

 首都大学では、桜美林大の151キロ右腕・佐々木千隼が日体大戦で11奪三振で完封。日米12球団のスカウトが集まったとの報道もあった。東海大・丸山泰資は昨春のリーグ戦で史上2人目の完全試合を果たした。今年のドラフト戦線でも注目されていくだろう。

 神奈川大学では、神奈川大・浜口遥大が大注目の存在だ。2年春の全日本大学選手権で準Vに導いた左腕は最速150キロ超の直球を誇り、昨夏は大学日本代表としてユニバーシアード優勝に貢献。ドラフト1位候補に名前が挙がっている。

 関甲新学生では、新潟医療福祉大の2人の投手が話題だ。聞き慣れない名前の大学だが、それもそのはず。13年に創部されたばかりなのだ。新潟明訓監督として甲子園にも出場した佐藤和也監督のもと、1期生となる右腕・竹石智弥と左腕・笠原祥太郎はともにドラフト候補。同校初のプロ選手誕生となるのか、期待は高まる。さらに白鴎大の153キロ右腕・中塚駿太は粗削りだが、磨けば光る原石としては注目すべき素材になる。

 東北のリーグにも、面白い選手はいる。仙台六大学の盟主・東北福祉大の長坂拳弥は今年の大学球界を代表する好捕手の一人。強肩を誇り、チームでも主将を託されており、リーダーシップを発揮する。

九産大の高良は今年の活躍次第でドラフト1位指名も?

 野手では東海地区大学の中京学院大・吉川尚輝もピカイチの才能を持つ。50メートル5秒台の俊足と抜群の身体能力を生かしたショートの守備は、今年の大学球界でも一、二を争うレベルだ。全国的に名の知れた大学ではないかもしれないが、OBの広島・菊池のような選手になれるだろう。

 西に目を移すと、関西学生の近大・畠世周は最速150キロの本格派右腕、関大の183センチ右腕・吉川峻平も好素材。九州では、九産大の高良一輝が最注目だ。興南高1年夏に控え投手ながら甲子園優勝を経験した。大学3年春の全日本大学選手権では仙台大戦で16K完封を果たすなど三振の取れる本格派。今年の活躍次第では、1位指名の可能性も十分に秘めている。

 ドラフト上位候補になりそうな選手をピックアップしたが、ここに紹介しきれなかった逸材も含め、全国津々浦々に楽しみな素材は多い。その背景には、近年、地方の学校も充実した施設を作り、スポーツ推薦制度を利用して選手を集めていることがある。東京六大学や東都大学のように、野球エリートが集うリーグに負けたくないという反骨心を持って取り組んでいる学校が多いこともあるだろう。

 各リーグを勝ち抜けば6月に行われる全日本大学選手権への出場権を得る。果たして、逸材たちがこれからどんな奮闘を見せてくれるのか、楽しみに待ちたい。

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