ソフトB期待のドラ2左腕が衝撃デビュー 初登板の球速は「自分でもビックリ」

4月8日(土)22時16分 フルカウント

期待の左腕・古谷優人が衝撃のデビュー

 待ちわびたペナントレース開幕。ソフトバンクはロッテと開幕カードを戦い、開幕3連勝と絶好のスタートを切った。さらには、川崎宗則の電撃復帰が決まり、メディアを賑わせた。1軍と川崎が大きな注目を浴びていたその裏で、期待の左腕が衝撃のデビューを飾っていた。北海道の江陵高から、ドラフト2位で入団した古谷優人投手だ。

 開幕3戦目が行われた2日。ソフトバンクの3軍は高知で、四国イアランドリーグplusの高知ファイティングドッグスとの交流試合を行なっていた。ドラ2左腕は、この試合の3番手で登板。プロ入りして初の実戦登板で2イニングを投げ、1安打無失点に封じた。

「緊張しました」と振り返る初登板。そのマウンドで、潜在能力の高さを存分に発揮した。何と、デビュー戦で最速151キロをマークして見せたのだ。「自分でもビックリしました。出ても、147キロくらいまでかなと思っていたので」。高校時代の最速は154キロとはいえ、いきなりの151キロは驚異と言うしかない。

「相手が独立リーグなので何とも言えないですけど、自分としてはストレートでもカウントが取れましたし、課題としていたスライダーでもストライクが取れたので、内容はあったかなと思ってます」

プロ入り3か月で体に変化、「だいぶ低めに安定するように」

 制球に苦しむこともなく、四死球なし。「練習しているカーブ、チェンジアップでカウントを取れるようになったら、もっとラクに投げられるんじゃないかなと。ブルペンでは安定してきているんですけど、試合となるとまだ安定しないので、使っていない」と言い、ほぼストレートとスライダーだけの配球で抑えているのだから、ボールの質の高さがうかがえる。

 惜しむらくは、高知に加入したメジャー通算555本塁打のマニー・ラミレスが出場しておらず、対戦が実現しなかったこと。「やりたかったですけど、他の外国人2人とは対戦出来たので」と残念がっていたが、デビュー戦としては、満点に近いものだっただろう。

 プロ入りして3か月。短期間にも関わらず、自らの体の変化も感じている。「下半身に粘りが出来てきた分、前でリリース出来るようになって、だいぶ低めに安定するようになりました。投げていて、それは感じました」。まだまだ体の線は細いが、着実に進化を遂げているようだ。

 次回の登板は、15、16日にタマスタ筑後で戦う高知ファイティングドッグス戦で予定されている。今度こそラミレスとの対戦が実現するだろうか。「課題は、前回2イニング目が、ホッとしたっていう部分もあって、抜け気味になってしまったところ。先発を目指すなら1イニング1イニングをしっかり放っていかないといけない」。爽やかな外見も魅力の古谷。その左腕は、底知れないスケールを秘めている。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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