故障、移籍、不振、コンバート、抜擢…開幕直後の12球団レギュラーの変動は?

4月8日(土)12時6分 フルカウント

開幕直後のプロ野球、各球団のレギュラーの変動は?

 前年のレギュラーの故障、移籍、不振、コンバート、そして抜擢。プロ野球各球団では様々な理由により去年からレギュラーポジションの顔ぶれが変わっている。まだ数試合のためテストの段階には違いないが、12球団の新レギュラーをざっと俯瞰してみよう。

 カッコ内は前年のレギュラーか、そのポジションでの最多出場選手。

【パ・リーグ】

○日本ハム
外野手 近藤健介(陽岱鋼)

 優勝チームはレギュラーの異動が少ないものだ。日本ハムは陽岱鋼の後釜として、捕手、内野手上がりの近藤を使っている(右翼で全7試合に先発)。他の2人は西川遥輝と岡大海。谷口雄也らが出遅れており、近藤としては好成績を上げて定着したいところ。なお、二塁手はベテラン田中賢介がメインだが、石井一成もスタメンで併用されている。

○ソフトバンク
捕手 高谷裕亮、甲斐拓也(鶴岡慎也)
外野手 上林誠知(城所龍磨)

 昨季、捕手は鶴岡、細川亨で回していたが、細川が楽天へ。今年は高谷裕亮、甲斐拓也に競わせている。昨年固定できなかった3人目の外野手に、2軍では抜群の成績を上げている上林誠知を試している。

○ロッテ

一塁手 井上晴哉(細谷圭)
二塁手 鈴木大地(ナバーロ)
三塁手 ダフィー(中村奨吾)
遊撃手 平沢大河、中村奨吾(鈴木大地)

 ロッテは内野を総入れ替えした。正選手が実質的にいなかった一塁に井上を固定。巨体を揺すって好打を連発している。リーグ屈指の遊撃手だった鈴木大地を二塁へ、三塁は新外国人ダフィー、そして遊撃は平沢と中村で競わせている。この大コンバートが吉と出るか、凶と出るか目が離せない。

西武はショートにドラ3ルーキー源田を起用

○西武
遊撃手 源田壮亮(鬼崎裕司)
外野手 田代将太郎(金子侑司)

 昨年固定できなかった遊撃に、新人の源田壮亮を抜擢。攻守に評価が高い。昨年後半、守備でいいところを見せた台湾出身の呉念庭は2軍スタート。外野は昨年盗塁王の金子侑司が故障で出遅れ、田代将太郎が使われている。

○楽天
一塁手 今江年晶(銀次)
三塁手 ウィーラー(今江年晶)

 一塁を守ることが多くなった今江は、改名の効果もあったか打撃好調だったが、右半腱様筋筋膜炎で登録抹消。重症ではないようだが、開幕直後につまづいた。

○オリックス
一塁手 小谷野栄一(T-岡田、モレル)
三塁手 鈴木昂平、伊藤光(小谷野栄一)
外野手 駿太(糸井嘉男)、ロメロ(T-岡田)

 各ポジションは流動的。昨年も固定できなかった一塁手は、三塁を守ることが多かった小谷野が守る。三塁は2年目の鈴木昂平と本来捕手の伊藤光。糸井嘉男が抜けた外野は、ロメロが加入した。

セ・リーグは…

【セ・リーグ】

○広島
三塁手 小窪哲也(安部友裕)

 やはり優勝チームは異動が少ない。昨年、正三塁手だった安部と小窪が併用されているが、スタメンは小窪の方が多い。

○巨人
二塁手 中井大介(クルーズ)
三塁手 マギー(村田修一)
外野手 立岡宗一郎、岡本和真(ギャレット、橋本到)

 二塁は調整が遅れているクルーズに代わって中井が入っており、7日も本塁打を打つなど張り切っている。三塁は打撃好調のマギーが入り、昨年3割を打った村田はベンチ。外野は立岡、岡本がスタメンで使われている。重信慎之介も起用が増えている。

○DeNA
二塁手 田中浩康(石川雄洋)
三塁手 シリアコ(白崎浩之)

 山田哲人の急成長で二塁のポジションを失い、ヤクルトを自由契約になった田中浩康が開幕からスタメンで二塁を守る。ただ宮崎敏郎も併用されている。三塁はシリアコのスタメンが多いが、白崎も併用。またシリアコは6日に登録が抹消となった。

現時点でコンバートが成功している阪神

○阪神
一塁手 原口文仁(ゴメス)
三塁手 鳥谷敬(北條史也)
遊撃手 北條史也(鳥谷敬)
捕手 梅野隆太郎(原口文仁)

 ゴメスを放出した後、最後まで埋まらなかった一塁に捕手登録の原口を回した。三塁手と遊撃手は昨年からポジションが入れ替わった。捕手は2014年にチーム最多の67試合、また2015年に35試合でスタメンマスクを被った梅野が務める。ポジションが変わった選手がそろって打撃好調。コンバートは今のところ成功している。

○ヤクルト
一塁手 畠山和洋(荒木貴裕)
三塁手 西浦直亨(川端慎吾)

 一塁は本来の正一塁手畠山が戻ってきた。しかし三塁は、主力選手の川端が出遅れ、西浦が守っている。

○中日
三塁手 ゲレーロ(高橋周平)
遊撃手 京田陽太(堂上直倫)

 新婚の高橋周平は故障もあって出遅れ。新外国人ゲレーロが打撃好調、三塁のポジションを奪った。遊撃は、ドラフト2位の京田陽太が抜擢されている。

 この顔ぶれのままシーズン終盤を迎えることはあり得ない。各ポジションの競争はこれから激化する。各チームのポジション争いからも目が離せない。

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

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