創設1年目独立Lの滋賀ユナイテッドが黒星発進 桑田真澄氏の声援届かず

4月8日(土)21時26分 フルカウント

滋賀県初のプロ野球チーム、雨天の中も2253人のファン集まる

 滋賀県初のプロ野球チーム、ルートインBCリーグの滋賀ユナイテッドが8日、滋賀県大津市の皇子山球場で福井ミラクルエレファンツと球団創設以来初めてとなる開幕戦を戦った。結果は4-7で黒星を喫したが、今後につながる大きな一歩を踏み出した。

 朝から断続的に小雨が降るあいにくの天気の中、早くから地元ファンが押し寄せた。オープニングセレモニーではBCリーグの村山哲二代表、滋賀県の三日月大造知事が祝辞を述べ、滋賀ユナイテッドの鈴木信哉社長が開幕の決意を客席のファンに届けた。

 滋賀の先発投手は、地元びわこ成蹊スポーツ大出身の鈴木志廣投手。大学3年時にクモ膜下出血に倒れるも、奇跡の復活を遂げた193㎝の大型投手だ。対する福井は、2年目の濱田俊之が先発を務めた。

 初回、鈴木はいきなり先頭打者に四球を与えるなど制球が不安定だったが、荒れ球が奏功。福井打線に狙いを絞らせなかった。しかし、3回に四球と味方失策が絡んで1失点。すると、直後の攻撃で、滋賀はキャプテンの「9番・遊撃」北本亘がチーム初安打となる右翼線三塁打を放った。この1打から四球と犠飛をはさむ3連打で3点を奪い、一気に逆転。球場は大きく沸いた。

 5回にも滋賀は「5番・左翼」杉本拓哉の右タイムリーで1点を追加。だが、6回に鈴木が3四死球と崩れ、1死満塁としたところで、9番・荒道に走者一掃の右中間三塁打を浴びて降板。後続も打たれ、この回に一挙6点を奪われ、逆転を許した。

元巨人・桑田氏長男の真樹選手は「7番・DH」で先発出場

 降雨のため、試合途中でグラウンドに砂を入れる中断があったが、試合は何とか9回まで戦い終わり、4-7でゲームセット。滋賀ユナイテッドの記念すべき開幕戦は敗北で終わった。

 発足して間もないこともあり、まだチームとしての練熟度では、福井に一歩及ばない印象だった。それでも、滋賀県初のプロ野球チームの発足を喜ぶ2253人の観客は、雨が降る中でも熱心に応援を続けた。

 この日は巨人OB桑田真澄氏の姿もあった。昨季は信濃グランセローズに所属した長男の真樹選手が今季から滋賀に加入。「7番・DH」で先発したが、三邪飛、見逃し三振、見逃し三振、遊ゴロの4打数無安打に終わった。

 誕生したばかりのチームを率いるのは、元阪神の上園啓史監督。チームの歴史をスタートさせる試合を白星で飾れずに、「天候の悪い中、たくさんのお客さんが来てくれたのに、勝てなくて申し訳ない。四球を出し過ぎた」と振り返った。

 それでも、客席の熱い声援はしっかり伝わった。最後は「客席は熱気があって良かったと思った。勝つのはなかなか難しいが、1試合ごとに成長した姿を見せていきたい。期待してほしい」と話し、集まったファンに向けて、2戦目以降の奮起を誓った。

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

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