気になる去就はいかに? 今季で契約満了を迎える“オーバー35”の選手たち

2019年4月8日(月)18時49分 サッカーキング

去就が気になる選手たち [写真]=Getty Images

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 2018−19シーズンの欧州主要リーグも、あと1カ月ほどで幕を閉じる。優勝争い、チャンピオンズリーグ出場権争い、残留争いが各地で繰り広げられているが、一方で気になるのが、キャリアの終焉が近づいている選手たちの動向だろう。

 長年トップシーンを走り続けてきたベテラン選手のなかには、今季限りでクラブとの契約が満了する選手も少なくない。そこで今回は、今夏で無所属となる“オーバー35”の選手たちをピックアップ。契約更新か、移籍か。あるいは現役を退くことを決断するのか。去就が気になるプレーヤーたちをベストイレブン形式で紹介する。

写真=Getty Images

▼GK
ジャンルイジ・ブッフォン(元イタリア代表/パリ・サンジェルマン)



生年月日:1978年1月28日(41歳)
在籍:1年目

昨夏に18年間在籍したユヴェントスからパリ・サンジェルマンに加入。だが、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のマンチェスター・U戦では、痛恨のキャッチミスで失点を許すなど大逆転負けの要因となった。それでもクラブはピッチ外の貢献度についても高く評価しており、最新の報道によると2021年までの契約延長で合意に達する見込みだという。

▼DF
アンドレア・バルザーリ(元イタリア代表/ユヴェントス)



生年月日:1981年5月8日(37歳)
在籍:9年目

昨夏に契約を1年更新してユヴェントスで9年目となるシーズンを迎えたが、度重なるケガに苦しんでいる。12月に太ももを痛めて戦線離脱を余儀なくされると、今年初出場となった3月8日のウディネーゼ戦では出場わずか25分で負傷交代。今季出場した公式戦は10試合に満たず、契約延長オファーの提示がなければこのまま現役を退く可能性もある。

フィル・ジャギエルカ(元イングランド代表/エヴァートン)



生年月日:1982年8月17日(36歳)
在籍:12年目

昨季まで8シーズン連続でリーグ戦20試合以上に出場してきたが、マルコ・シウヴァ新体制が発足した今季はチームスタイルの転換に伴い出場機会が激減。プレミアリーグでは4試合の出場に留まっている。7日に行われた直近のアーセナル戦では、味方の体調不良を受けて急きょ先発を果たすと、値千金の決勝ゴールをマーク。ベテランの存在価値をアピールしたものの、キャプテンの去就は極めて不透明だ。

ダリヨ・スルナ(元クロアチア代表/カリアリ)



生年月日:1982年5月1日(36歳)
在籍:1年目

昨夏、15年を過ごしたシャフタールを退団してカリアリに加入。30代半ばにして欧州5大リーグ初挑戦を決断した。すると、持ち前のリーダーシップを発揮してチームをけん引。常時試合に出場しているわけではないが、クラブ内の評価は高く、契約を1年延長する方向で話が進んでいるという。来季も正確無比なクロスでチームを助けてくれそうだ。

ダニエウ・アウヴェス(ブラジル代表/パリ・サンジェルマン)



生年月日:1983年5月6日(35歳)
在籍:2年目

2018 FIFAワールドカップ ロシアを欠場することになった昨年5月のケガの影響で今季は出遅れ、また先日のマルセイユ戦で負った左ヒザの故障によって3月のブラジル代表を辞退するなど負傷続きだが、クラブからの信頼は不変。来季もパリ・サンジェルマンでプレーすることが濃厚となっている。複数のシステムを使い分けるトーマス・トゥヘル監督のもと、ボランチという新境地を開拓するなど、35歳となった今も進化を続けている。

▼MF
ダニエレ・デ・ロッシ(元イタリア代表/ローマ)



生年月日:1983年7月24日(35歳)
在籍:18年目

言わずと知れたローマのレジェンドだが、彼もまた今季はケガに苦しんでいる。セリエAでの先発出場は、2004−05シーズン以降で自己ワーストとなる13試合。妻も「彼のキャリアは終盤に差しかかっている」と認めており、今夏に現役を引退したとしても不思議ではない。本人は指導者志望のようだが、ディレクターとしてクラブに残る可能性も報じられており、その決断に注目が集まる。

アリエン・ロッベン(元オランダ代表/バイエルン)



生年月日:1984年1月23日(35歳)
在籍:10年目

2009年の加入後、数々のタイトル制覇に貢献してきたが、現行契約が満了を迎える今季終了後にバイエルンを退団することを発表した。現在までに、Jリーグやメジャーリーグ・サッカー(MLS)への移籍話も浮上しているが、今後のことは全くの白紙状態だという。まずはケガからの復帰が最優先で、あの切れ味鋭いドリブルをもう一度ピッチ上で披露してもらいたい。

フランク・リベリー(元フランス代表/バイエルン)



生年月日:1983年4月7日(36歳)
在籍:12年目

ロッベンとの両翼コンビでバイエルンに数々の栄光をもたらしてきたリベリーもまた、今季限りで契約が満了を迎える。現役続行の意思を示しており、ドイツ人指揮官のマルクス・バベル監督が率いるウェスタン・シドニー・ワンダラーズや中東のクラブが熱視線を送っているようだ。バイエルンはすでに引退後のポストを用意する意向を示しているが、世界のどこかでもう一花咲かせてくれるはずだ。

▼FW
アリツ・アドゥリス(元スペイン代表/アスレティック・ビルバオ)



生年月日:1981年2月11日(38歳)
在籍:11年目

35歳にしてキャリアハイの得点数を記録。2016年11月にはスペイン代表の最年長得点記録を86年ぶりに更新するなど“超人ぶり”を発揮してきたアドゥリスだが、今季は度重なるケガもあって公式戦6ゴールを挙げるにとどまっている。それでも、現地メディアの報道では契約延長が濃厚とのこと。“バスクの英雄”のプレーを、少なくとももう1シーズンは見られそうだ。

ロドリゴ・パラシオ(元アルゼンチン代表/ボローニャ)



生年月日:1982年2月5日(37歳)
在籍:2年目

ボカ・ジュニオルスやインテルなど名門クラブを渡り歩いてきたテクニシャンは、今季もいぶし銀の活躍を披露。開幕直後に筋肉トラブルに見舞われて2カ月の戦線離脱を強いられたものの、ここまで3得点3アシストを記録するなど、ベテランの味を発揮している。とはいえ、チームは降格圏に足を踏み入れており、2部落ちが決まるようだと退団が現実味を帯びそうだ。

クラウディオ・ピサーロ(元ペルー代表/ブレーメン)



生年月日:1978年10月3日(40歳)
在籍:7年目

日本代表FW大迫勇也が所属するブレーメンのレジェンドで、ブンデスリーガの外国人最多出場と最多得点記録を保持。往年の輝きこそないものの、クラブは契約延長に前向きな姿勢を示しており、 “オーバー40”で新シーズンを迎える可能性が高まっている。今年2月にはリーグ最年長得点記録を樹立したばかりだが、さらなる更新も夢ではない。

(記事/Footmedia)

サッカーキング

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