伊東純也先発のスタッド・ランス、決定打を欠きニースとスコアレスドロー…中村敬斗も途中出場

2024年4月8日(月)10時0分 サッカーキング

伊東純也は存在感を放つも、チームはスコアレスドロー [写真]=Icon Sport via Getty Images

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 リーグ・アン第28節が7日に行われ、スタッド・ランスとニースが対戦した。

 前節終了時点で11勝6分10敗の成績で勝ち点「39」を積み上げ、9位につけるスタッド・ランス。来季、ヨーロッパのカップ戦出場を目指すならば、残る試合ではより多くの勝ち点「3」が求められる状況のなか、今節はニースと対戦。ニースは12勝7分8敗の成績で、前節終了時点で5位につけていた。

 スタッド・ランス所属の伊東純也は2トップの一角でスターティングメンバーに入り、中村敬斗はベンチスタートとなった一戦で、最初にチャンスを作り出したのはニースだった。7分、左サイドからドリブルで切れ込んだジェレミー・ボガがスルーパスを送ると、ボックス左へ抜け出したテレム・モフィが左足で狙ったが、シュートはわずかに枠を外れる。

 ヒヤリとさせられたスタッド・ランスだったが、ここっから徐々に伊東を中心に攻撃へ移るシーンを作っていく。12分にはボックス右でボールを持ったアミール・リチャードソンの折り返しを伊東がスルーし、ヴァランタン・アタンガナが右足を振り抜いたが、シュートはGKマルシン・ブルカの横っ飛びセーブに阻まれる。

 続く14分には伊東が圧巻のプレーを披露。自陣まで降りてGKイェファン・ディウフからのパスを引き出すと、ユニス・アブデルハミドとのパス交換から左サイドのスペースでボールを受ける。自らドリブルで突き進んでいくと、寄せてきた相手2枚の間を抜き去り、ボックス左まで侵入したが、左足での折り返しはわずかに味方と合わない。

 続く19分には敵陣右寄りのスペースでルーズボールを拾った伊東がスルーパスを送ると、ペナルティエリア右のスペースへマーシャル・ムネツィが抜け出す。GKブルカをかわして右足を振ったが、角度のないところからのシュートは枠を捉えきれない。

 最終的に、前半はこのままスコアレスで終了。後半へ入ると、試合はややこう着状態となったが、スタッド・ランスは選手交代で打開を図る。63分、中村とティボー・デ・スメットを投入し、伊東は右ウイングバックへスライド。得意のサイドへ移った伊東は、ドリブルで何度か相手陣内へ侵入し、チャンスにも絡んだが、なかなか待望の1点は生まれない。

 このまま後半もアディショナルタイムへ入ると、スタッド・ランスは伊東のスルーパスがクリアされたセカンドボールを拾ったレダ・カドラが、ウマル・ディアキテとのパス交換からフィニッシュまで持ち込むも、仕留めることはできない。試合はこのままタイムアップ。スタッド・ランスは2戦連続のドローとなり、これで3戦無敗を継続した。一方、ニースは反対に2戦未勝利となっている。

 次節、スタッド・ランスは13日に敵地でストラスブールと対戦する。一方、ニースは次節のリーグ・アンが開催延期となったことで、次の公式戦は19日に控えた第30節のロリアン戦となっている。

【スコア】
スタッド・ランス 0−0 ニース

【得点者】
なし

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