経験値の差が勝敗の鍵に？　アーセナル戦に臨むレアル指揮官「プレッシャーのかかる試合を…」

　レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督がアーセナル戦への意気込みを語った。7日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。

　チャンピオンズリーグ（CL）連覇を目指すレアル・マドリードはリーグフェーズで勝ち点を取りこぼす試合が目立ち、決勝トーナメントへの“ストレートイン”は叶わず。それでもプレーオフでマンチェスター・シティを下すと、ラウンド16ではアトレティコ・マドリードとの死闘を制し、5シーズン連続のベスト8進出を決めた。準々決勝では2008−09シーズン以来のベスト4進出を目指すアーセナルと対戦する。

　アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督について「彼は素晴らしい仕事をしている。完璧なチームを築き上げ、5年でヨーロッパのトップにまで導いた。そのような例はそれほど多くない」と言及しつつ、自らが率いるチームの状態については「試合に向けてしっかり準備することを考えていて、我々はそれを成し遂げた。コンディションは非常に良く、明日は激しい試合ができるだろう」と自信をのぞかせたアンチェロッティ監督。試合の展望を次のように語った。

「ハイプレス、ローブロック、トランジションなど多くのことを上手くこなし、総合力のあるチームと対戦することになる。我々が考えているのは明確なアプローチの下で試合を支配することだ。勇気と個性が問われる試合になるだろうし、ベストを尽くし、モチベーションを保ち続けなければならない。準備してきたことを実行することが重要だ」

　また、「このトーナメントでの経験は非常に重要だ。知識と経験があれば、プレッシャーのかかる試合を恐れることはない。何度も試合に出場した選手がいるし、若い選手にとっても助けになるだろう」と歴代最多15度の欧州制覇を誇るクラブとしての経験値が有利に働く可能性があるとの見解も示している。

　注目の一戦は日本時間9日の午前4時にキックオフを迎える。