Juju、入学式出席で晴れて大学生に。前日にはF1日本GP鈴鹿を見学して「今までと違った感覚」

2024年4月9日（火）6時30分　AUTOSPORT web

　今年3月に現役女子高生レーサーとして日本人女性初＆史上最年少で国内トップフォーミュラのスーパーフォーミュラにデビューを果たしたJujuこと野田樹潤が、新たに4月から進学が決まった日本大学の入学式に出席。大学生としての第一歩を踏み出した。

　前日の日曜日には鈴鹿サーキットでF1日本グランプリを見学したJuju。すぐに東京に戻って、4月8日の月曜、日本武道館での入学式に出席した。

　「会場に向かう途中、桜が満開にされていて、もう本当に入学日和だなっていうのがまず第1印象でした」とJuju。

「学生のみなさんも生き生きしていて、自分自身も晴れの日なんですけど、本当に改めて大学に進学したことを実感しましたし、心機一転新しいチャレンジが始まるんだなっていうのをすごく感じました」と心境を語った。

　今年の日本大学の新入生はは全学部合わせて1万人を超えているとのこと。午前・午後と2部に分けて入学式が行われ、Jujuは午後の部での参加となった。
　
「私も初めて武道館に行ったのですけど全席埋まるくらいの人が集まっていて、改めて日本大学の大きさを実感しましたし、その大学の一員になれたこともすごく光栄なことだなと思います。新しいチャレンジができたことをすごくワクワクしています」と笑顔で話し、どこか胸を躍らせていた。

　日本大学ではスポーツ科学部を専攻するJuju。今季はスーパーフォーミュラだけでなく、BOSS GP参戦のために早速来週にはイタリアへ向かうという。加えて大学生としての生活もあるなど、多忙な日々を過ごすことになる。

「自分自身、どんどん新しいことをチャレンジしていきたいなというのは考えていますし、それがどんなチャレンジになるかは、今日入学して、大学に通う中で分かっていくと思うので、そういった意味で、自分自身が成長させてもらえる4年間になるのかなと考えてます」と、今回の大学進学も“チャレンジ”と捉えて、意気込んでいる様子だった。

　またJujuは「日本大学を選んだひとつの理由として、すごく活躍されているスポーツ選手の方がたくさんいるということです。そういった他の競技で活躍されてるあの学生の方とも交流ができるという部分で、そこは自分にとってすごく刺激になると思います」と自身もひとりのアスリートとして、大学生活を送りながら成長していきたいと語った。

　そして、冒頭でも触れた通り、この入学式の前日にはJujuは鈴鹿でF1日本グランプリを観戦していた。

「本当に自分が目指してる世界で、そういった意味で昨日はすごく楽しい1日でしたし、改めて『世界に行きたいな』と感じました」とJuju。

　3月にスーパーフォーミュラで自分自身がレースをした場所でF1が開催されているという部分で、新たな心境にもなったという。

「自分のレースが前回は鈴鹿であったのですけど、今回は鈴鹿でF1があって、それを見ていく中で今まではF1というのは、“憧れ”という言い方が合ってるのか分からないですが、ちょっとまだ遠い存在だなという感じでした」

「今回、実際に鈴鹿で（F1）を見たときに、自分自身スーパーフォーミュラで鈴鹿を走っていたので、どこか『今までよりもF1が近い存在』に感じました。それは今までとは違った感覚でした。やはりF1となると、スーパーフォーミュラとは比べ物にならないくらい来場者がたくさん来ていたので、そういった意味では、スーパーフォーミュラもさらに盛り上がってほしいなというのは感じました」

　5月の第2戦オートポリスでは大学生としての初戦を迎えることになるjuju。「開幕戦を良い形で終えられたので、次はもっといろいろなことにチャレンジできると思います。今までと変わらず、その環境の中で出来るベストを尽くしていきたいと思います」と、意気込みを話した。