セレッソ大阪FW北野颯太に海外移籍の可能性は？「欧州5大リーグ以外で…」

　セレッソ大阪所属のU20日本代表FW北野颯太には、以前から欧州クラブからの関心が取り沙汰されているが、日本国外で同選手の海外移籍の可能性が話題になっているようだ。

　海外メディア『ターゲットスカウティング』は4月8日、北野のプレーを分析。「以前はウインガーとしてプレーしていたが、今は中央でプレーすることが多い」とした上で、「相手ディフェンスラインの背後にスルーパスを供給するのが、彼の持ち味である。味方との連係から、ディフェンスラインを突破するプレーも得意だ」と評価。一方で、「背後に相手選手がいる状態でパスを受けると、そこから前進することがほとんどない」「スピードに富んでいるものの、スペースに走り込む動きはもっとダイナミックであるべきだ」などと、改善点の指摘も忘れなかった。

　また、守備に関しては「頻繁にプレスバックをする。フィジカルは強力ではないが、少なくとも相手の攻撃を遅らせることができる」と分析。「2024シーズンと比べて確実に成長している。彼の能力と、現在降格圏に沈んでいるチーム状況を踏まえると、欧州5大リーグ以外でプレーする可能性はある」と、海外移籍の可能性も占った。

　C大阪下部組織出身の北野は、2024年7月にオランダ1部アルメレ・シティFCのトレーニングに参加したことで話題に。2025シーズンはJ1開幕節のガンバ大阪戦（大阪ダービー）で2ゴール1アシストをマークするなど、J1リーグ戦9試合の出場で4ゴール2アシストと結果を残している。

　そんな北野の去就を巡っては、2025年2月の時点で海外メディア『Markaj News』がオリンピック・リヨンやMLS（アメリカ・メジャーリーグサッカー）レアル・ソルトレイクからの関心を報じていた。C大阪で好調を維持すれば、海外移籍の可能性は高まりそうだ。