長友を指揮した6人の監督。愛するインテルで掴み取った契約延長と最古参までの道のり【編集部フォーカス】

4月9日(土)11時0分 フットボールチャンネル

長友を指揮した6人の監督

 インテルは現地時間8日、今季限りで満了となる日本代表DF長友佑都との契約を2019年まで延長することを発表した。2011年1月にチェゼーナから加入した長友は来季でインテル在籍7シーズン目となり、チーム最古参となる。長友はこの6年間で6人の監督のもとでプレーしている。今回は、インテルで長友を指揮した監督たちを紹介しよう。

レオナルド(2010年12月〜2011年7月)

 2011年1月、当時セリエAの小規模クラブだったチェゼーナに所属していた長友に声をかけたのは、鹿島アントラーズなどでプレーしていたレオナルドだった。

 移籍して1ヶ月後には世界最高峰の舞台チャンピオンズリーグ(CL)でもデビューを果たし、バイエルン戦の逆転勝利に貢献した。その後、内田篤人が所属するシャルケに敗れるが、初のCLでベスト8に進出している。

 また、インテルはこのシーズンにコッパ・イタリアを制覇。これが、長友にとってイタリアで獲得した唯一のタイトルとなっている。

ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(2011年7月〜2011年9月)

 レオナルド監督の後を受け、2011/12シーズンより指揮。得意の3バックを導入するが全く機能せず。

 長友をウイングバックなどで起用することもあったが、森本貴幸が所属していたノヴァーラに敗れるなど1勝1分3敗という成績に終わり、公式戦わずか5試合で解任された。

クラウディオ・ラニエリ(2011年9月〜2012年3月)

 現在は岡崎慎司が所属するレスター・シティで指揮を執るラニエリ監督だが、自身が初めて指導した日本人選手は長友だった。

 就任後はリーグ戦6試合で2勝1分3敗という不安定なスタートだったが、途中5連勝で波に乗る。

 長友に信頼を置きほぼ全ての試合で起用したが、途中4連敗やCLベスト16敗退などを喫したことで、0-2で敗れたユベントスとのイタリアダービーを最後に解任。公式戦33試合の指揮でインテルでの指導者キャリアは終わった。

アンドレア・ストラマッチョーニ(2012年3月〜2013年5月)

 ラニエリ前監督が解任となり、36歳(当時)の青年監督が就任したことで、長友は1シーズンの間に3人の監督のもとでプレーすることになった。

 インテルの下部組織でU-19世代の欧州大会で優勝を果たすと、その功績を引っ提げてトップチームの監督に就任。8位だったインテルを6位にまで押し上げ、ヨーロッパリーグ出場権をもたらすが、翌12/13シーズンを9位という成績に終わったことでシーズン終了後に解任となった。

ワルテル・マッツァーリ(2013年5月〜2014年11月)

 低迷が続いていたインテルは、かつてセリエBやセリエAの下位が定位置となっていたナポリを2位にまで導き、強豪として復活させたマッツァーリ監督を招聘し再起を図る。

 マッツァーリ監督は長友を初めてキャプテンに任命した監督でもある。13/14シーズンに行われたミランとの“ミラノダービー”で、長友は途中交代となったハビエル・サネッティからキャプテンマークを受け継いだ。その後、長友はユベントスとの“イタリアダービー”などでもキャプテンを務めている。

 セリエAの順位は前年度の9位から5位にまで回復したが、翌14/15シーズンの途中で解任されたのは長友が日本代表に合流している時だった。

ロベルト・マンチーニ(2014年11月〜現在)

 インテルは05/06シーズンから3連覇を果たした名将を6年ぶりに呼び戻し、名門復活を託した。

 就任初戦で迎えたミラノダービーを引き分け、このシーズンは8位という成績で終えることとなる。長友は日本代表としてアジアカップに出場し、さらにそこで負傷を抱えてしまったことでマンチーニ体制初年度は9試合の出場に留まってしまう。

 今季開幕前、長友にはサンプドリアやジェノア、ガラタサライなど多くのクラブへの移籍が報じられたが、本人は一貫してインテル愛を強調して残留を決意。しかし、序盤戦はマンチーニ監督から戦力外扱いをされてしまい、出場機会をほとんど得ることができなかった。

 それでも長友は腐ることなくトレーニングに励み、自らの手でマンチーニ監督の信頼と出場機会、そして今回の契約延長を掴み取った。これにより、来季でインテル在籍7シーズン目となる長友はチーム最古参となった。

 かつて前人未到のリーグ6連覇、CL優勝含む三冠を達成した時代のキャプテンであるサネッティ副会長にも「ユウトはインテルのキャプテンに相応しい」と言わしめるほどインテルで愛された長友。“ネッラズーロ”とのラブストーリーは、これからも続く。

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