チェルシーに受け継がれるカルチョの系譜。“ブルーズ”を率いる5人のイタリア人監督たち【編集部フォーカス】

4月9日(土)10時30分 フットボールチャンネル

ジャンルカ・ヴィアッリ

 4月4日、2016-17シーズンよりアントニオ・コンテがチェルシーの指揮をとると発表された。過去にも名だたるイタリア人指揮官が同クラブを率いているが、今回は“ブルーズ”の監督となった“カルチョの国”の指導者5人を紹介する。

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【在任期間】
1998年2月〜2000年9月

 チェルシーに受け継がれるイタリア人指揮官の系譜は、彼から始まっている。ジャンルカ・ヴィアッリはチェルシー史上初のイタリア人監督なのである。

 現役時代にはサンプドリアやユベントスなどでゴールを量産し、1996/97シーズンにチェルシーへと移籍すると、96/97シーズンにFA杯優勝を果たす。さらに、97/98シーズンにはルート・フリットの後任としてプレーイングマネージャーに就任。同年にリーグ杯とカップウィナーズカップの二冠を達成した。

 98/99シーズンに現役を引退して監督業へと専念するが、00/01シーズンに成績不振によって解任の憂き目に合い、グラハム・リックス政権へと移り変わった。

クラウディオ・ラニエリ

【在任期間】
2000年9月〜2004年7月

 今季からレスター・シティで指揮を執るクラウディオ・ラニエリは、今季のプレミアリーグで同クラブを首位に導いているが、イングランドでの指導者キャリアはチェルシーから始まっている。

 2000年9月、ジャンルカ・ヴィアッリの解任によって暫定監督を務めていたグラハム・リックスから監督の職を引き継ぐ。当時は必要以上に戦術を変えていたことから、「ティンカーマン(腕の悪い職人、の意)」とも呼ばれていた。

 チェルシーでは2003/04シーズン限りまで指揮を執るが、結局一度もタイトルを獲得することができず、シーズン終了後に解任となった。

 なお、ラニエリは無冠に終わったにもかかわらず、第一次ジョゼ・モウリーニョ政権(1176日)を越えて2000年以降で最も長くチェルシーを指揮した監督(1381日)でもある。

カルロ・アンチェロッティ

【在任期間】
2009年7月〜2011年5月

 ミランでセリエA優勝と二度のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた名将が、次に選んだ職場がプレミアリーグのチェルシーだった。

 就任一年目からプレミアリーグとFAカップを制覇したものの、チャンピオンズリーグではクラブレジェンドであるジョゼ・モウリーニョ監督率いるインテルに敗れてベスト16に終わった。

 2シーズン目となる2010/2011シーズンは負傷者が続出。冬の移籍市場で獲得したフェルナンド・トーレスも不発に終わるなど散々な出来で無冠に終わり、シーズン終了後に解任された。それでも、ロマン・アブラモビッチ氏がクラブを買収以降、2シーズンに渡って指揮官を務めたのはモウリーニョとアンチェロッティのみである。

ロベルト・ディ・マッテオ

【在任期間】
2012年3月〜2012年11月

 チェルシーの歴代監督で最も“損な役回り”となった指揮官と言ってもよいのがロベルト・ディ・マッテオ監督だ。

 2011/2012シーズンにアンドレ・ビラス・ボアス氏が途中解任されたことで暫定監督に就任した。すると、チームを素早く立て直しFAカップ優勝とクラブ史上初となるチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた。

 それでも翌2012/2013シーズンにスタートダッシュに失敗すると、11月に解任の憂き目に遭ってしまう。欧州制覇からわずか半年後の出来事だった。

アントニオ・コンテ

【在任期間】
2016年7月〜

 EURO終了後、3年契約でチェルシーを率いることになったアントニオ・コンテ。過去にアレッツォ、バーリ、アタランタ、シエナ、ユベントスとクラブチームを歴任し、現在はイタリア代表監督を務め、チェルシーは初の国外でのチャレンジとなる。

 コンテはユベントスを率いていた12-13シーズン、チャンピオンズリーグのグループリーグでチェルシーと戦っている。スタンフォードブリッジでは2-2の引き分け、ユベントス・スタジアムでは3-0で勝利している。

 現在、チェルシーはプレミアリーグで10位。来シーズン、ヨーロッパの舞台で戦うことは絶望的な状況。コンテはどのようなチームを作り、チェルシーを立て直すのだろうか。

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