神宮の杜に衝撃与える予感? 9日開幕東京六大学野球、注目のタレントたち

4月9日(土)0時20分 フルカウント

今年も熱戦が期待される東京六大学野球

 大学野球最古の歴史を誇る東京六大学野球リーグが9日に神宮球場で開幕する。

 昨年は早大が春秋連覇を達成し、法大を抜いて歴代単独最多45度目の優勝を果たした。同時に明大・高山俊(現・阪神)が歴代最多安打記録を48年ぶりに塗り替え、東大がワースト記録の連敗を94で遂にストップさせたことで大きな話題を呼んだ。

 果たして、今年はいったいどんな熱い戦いが繰り広げられるのか。注目が集まる中、今年、神宮の杜に衝撃を与えそうな予感が漂うタレントがいる。ここでは、その3人を紹介したい。

 1人目が慶大・岩見雅紀(3年)だ。「慶應のおかわり君」とも呼ばれる右の大砲の魅力は、なんといっても六大学NO1の破壊力。187センチ、110キロの巨漢ではじき返す打球は、まるでピンポン球のように飛んでいく。その飛距離は昨年まで慶大に在籍し、六大学通算15本塁打を放った谷田成吾(現・JX—ENEOS)をも凌ぐレベルで、試合前のフリー打撃ではあたかもプロの外国人スラッガーを見ているかのように、サク越えを連発する。アマチュア野球では珍しい、練習から注目すべき選手だ。

 比叡山高時代は通算47発をマーク。1浪の末にAO入試で慶大に進学した苦労人でもある。昨春にリーグ戦デビュー。当初は大砲にありがちな安定感に欠けるスイングだったが、秋は代打を中心に10打席で初アーチを含む2本塁打を放つなど、鮮烈な印象を残した。レギュラーとして期待される今春は、シーズン最多本塁打7本到達にも期待がかかる。

驚異のスピード誇る法大2年生

 岩見がパワーなら、爆発的スピードで魅了するのが、法大・大西千洋(2年)だ。

 181センチ、76キロ。長い手足が印象的な右投げ左打ちの外野手は、打ってからがとにかく速い。そのスピードは昨年まで活躍し、現在はプロでも注目される早大・重信慎之介(現・巨人)に匹敵する。全身バネのような躍動感あふれるプレーは、見る者に底知れぬワクワク感を与えてくれる。

 加えて、巧みなバットコントロールと長打力も併せ持ち、法大・青木監督は「ソフトバンク・柳田のような選手になれる」と素質を認める。すでに複数のプロのスカウトも「2年後のドラフト候補」と目を光らせている。1年生の昨秋から名門のリードオフマンを務め、今年は高山に代わる「六大学の安打製造機」として一気に名を馳せるかもしれない。

 最後は東大の左腕・宮台康平(3年)だ。東大といえば、リーグワースト記録の36季連続最下位と低迷するが、浮上の切り札となるのは、このサウスポーを置いてほかにいないだろう。

 直球の最速は145キロを誇る本格派。スライダー、シンカーと変化球の質も高い。昨秋は左肩の故障で出遅れながら、法大戦で6回2失点で初勝利をマークし、安定した投球でシーズン終盤まで最優秀防御率のタイトルを争った。ケガ明けでこれだけの成績を残せたことからも、いかに宮台のポテンシャルが優れているかが、うかがい知れるだろう。

昨年に続き“挑発ポスター”が早くも話題に

 すごいのは投球だけではない。全国屈指の激戦区・神奈川で3年春の県大会8強入りした湘南高で部活引退後、半年の受験勉強で東大でも最難関といわれる文科一類に現役合格。学部を選択するこの春からは法学部に進んだ超秀才エースだ。

 他校からすれば「東大だから」と舐めてかかることは許されない投手。宮台次第で、勝ち点1獲得と最下位脱出を狙う今年は「赤門旋風」が神宮に吹き荒れるかもしれない。

 昨春に話題を呼んだ早慶戦のポスターに続き「六大学の仲間たちへ」と題して「おぼっちゃまは強いよ。心の余裕が違うからね。」(慶大)、「早稲田が勝って、しあわせだが流行語になるでしょう。」(早大)、「スポーツが強いって名乗るのは、明治を倒してからにしようぜ。」(明大)、「野球マンガの強そうなキャラは、たいていこんな顔だ。」(法大)、「たぶん、日本で一番頭のいい野球部です。」(東大)、「たまには立教が優勝した方が、面白いだろ。」(立大)と各校のコピーがついた宣伝ポスターが秀逸だと、早くもインターネット上で話題を呼んでいる。

 好選手が揃い、グラウンド内外で盛り上がっている東京六大学。熱い春が、今年もやって来る。

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