田中将大が2戦目も「グッドに程遠い」投球 NY紙「こんなのタナカじゃない」

4月9日(日)21時26分 フルカウント

大炎上の開幕戦より改善も5回6安打6四死球3失点「可もなく不可もない内容」

 開幕戦は3回持たずに7失点と大炎上したヤンキース田中将大投手。今季2度目の先発だった8日(日本時間9日)の敵地オリオールズ戦での汚名返上が期待されたが、5回を3失点も自己ワースト6四死球を記録するなど、決していい投球内容ではなかった。開幕2戦続けてピリッとしないエース右腕について、辛口で知られる地元NYメディアがこぞって懸念の声を上げている。

 オープン戦は6試合でわずか1失点、3勝1敗、防御率0.42という抜群の仕上がりを見せた田中だが、日本人投手初の3年連続開幕投手を務めた2日(同3日)レイズ戦では3回途中でKO降板。制球が定まらずストライクを取りにいった球を狙われる姿は、順調な春とはまったく別人だった。

 そして迎えた8日オリオールズ戦。田中は3回まで快調に投げ終えたが、4回に制球が乱れ始めて1失点。5回には何とか2失点に抑えたものの、さらに失点してもおかしくないほど荒れた。確かに5回6安打3失点という数字ならば、白星を飾れる場合はあるかもしれないが、チームは2連敗中。エースとしては嫌な流れを断ち切る圧巻の内容を期待されていたはずだ。

 地元紙「ニューヨーク・ポスト」電子版では、チームを連敗脱出に導けなかった田中について「2度目の先発は初先発より良かったが、グッドと言うにはほど遠かった」と冷静にコメント。初戦後で記録した衝撃の防御率23.63よりは改善されたが、それでもまだ「防御率は11.74だ」と指摘する。

 炎上した開幕戦よりは良かったという意見に同調するのは、ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」だ。だが、「田中は開幕日の大惨事よりよかったが、さらに悪化する可能性のあった5回3失点の2度目の登板は、可もなく不可もない内容だった」と手厳しい。

2試合連続で期待に応えられないエース「不満げなボディランゲージは彼らしくない」

 この日、ヤンキースを襲った不運は、期待外れの田中だけではなかった。5回攻撃で正捕手サンチェスがファウルを打った際に右上腕二頭筋を負傷して途中退場。10日間の故障者リスト(DL)入りとなったが、攻守の要となるサンチェスの離脱は大きな痛手だ。

 そんな中、地元紙「ニューズデイ」電子版では「ヤンキースにはどっちが悩み?? ゲイリー・サンチェスとマサヒロ・タナカ」と題した記事を掲載。負傷のサンチェスと不調の田中を比較し、どちらも今季の頼みの綱だっただけに大打撃を受けているチームの様子をつづっている。また記事では、自分のパフォーマンスに納得がいかず、ムッとした表情を浮かべて足にグラブを叩きつけた田中の様子を紹介し「不満げなボディランゲージは彼らしくない」と分析。「まだわずか2試合だが」と断りながらも、冴えない結果が続く右腕について「こんなのタナカじゃない」と言い切った。

 これだけ地元紙から厳しい言葉が飛び出すのも、エース田中将大にかける期待が大きいからこそ。3度目の正直ではないが、次回こそ周囲の期待に応えられる、そして何よりも自分で納得できるパフォーマンスを披露し、今季初勝利を飾りたい。

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