楽天岸、雨中の好投で移籍後初勝利 チーム内から絶賛相次ぐ「安心感が違う」

4月9日(日)20時3分 フルカウント

6回103球4安打1失点で1勝目、茂木は「岸さんのペースで試合が進む印象」

 相性抜群の相手には、雨も、ぬかるんだマウンドも、そして流血も関係なかった。インフルエンザで開幕投手を断念した楽天岸孝之投手は9日のロッテ戦に今季初先発。6回103球4安打1失点で西武からFA移籍後初勝利を挙げ「チームに迷惑をかけたので、(いい)雰囲気を壊さないようにマウンドに立った」とヒーローインタビューで歓声に応えた。

 楽天は初回に1番・茂木が唐川から先頭打者アーチ、島内は中前適時打といきなり2得点。打線の援護にも助けられた岸は、2014年5月にはノーヒットノーラン、昨年は2勝0敗で防御率1.00、通算でも10勝2敗と得意のロッテ打線を手玉にとった。

「コントロールがいいので、ロッテの打者は打ち急いでいる感じで、岸さんのペースで試合が進む印象だった」と茂木。MAX146キロの直球をコーナーいっぱいの低めに決め、チェンジアップも効果的に使い5回まで3安打に抑えた。

今季初登板で初勝利、「仙台で投げるのが楽しみ」

 6回2死では「(雨でマウンドがぬかるみ)手投げになる」(与田コーチ)と、厳しいコンディションの中で鈴木への139キロの直球が甘く入り、右中間へソロアーチを浴びた。しかし、続くダフィーをきっちり三振に打ち取り、6回を投げ終えた。

 初回にチェンジアップを投げた際に、右手の親指を切り流血。ユニフォームの右足には点々と赤い血がついて、首脳陣を心配させたが「よくあること」と続投した。「普通、雨が降ると、中止になったほうがいいなんて思うこともあるが、岸が投げると、どうぞ、どうぞやってください。安心感、存在感が違う」と梨田監督も手放しで称えた。

「雨が降って、色々考えることはあったが、6回まで集中力を切らさずにいけた。カーブは微妙だったが、最後の2、3球はコントロールできた。とにかく試合で早く投げたかった。色々な意味でホッとしている。仙台で投げるのが楽しみ」と岸。次回の登板は地元ファンを喜ばせる番だ。

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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