白熱のシーソーゲームは引き分け…FC東京と湘南が共に勝ち点1を獲得

2023年4月9日(日)16時59分 サッカーキング

J1第7節でFC東京と湘南が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 9日、明治安田生命J1リーグ第7節FC東京対湘南ベルマーレが行われた。

 前節終了時点で9位につけるFC東京は、アウェイでサガン鳥栖を相手に黒星を喫した。今節は3試合ぶりの白星をホームの『味の素スタジアム』で目指す。一方同8位の湘南は、前節ガンバ大阪を相手にエースFW町野修斗が前半だけで4得点。今節はアウェイでリーグ戦の連勝を目指す一戦となった。

 最初のチャンスは湘南。2分、敵陣深く左サイドへと進入した町野が左足でクロスを送ると、GKヤクブ・スウォビィクがゴール前にボールをこぼす。これに反応したMF阿部浩之が右足でシュートを放つも、ボールはゴールのポストを叩いた。

 序盤にピンチを迎えて湘南にペースを握られたFC東京だが、30分に先制に成功する。敵陣中央右サイドでボールを受けたFW仲川輝人が鋭いドリブルで中央へ切り込み、ペナルティエリア右へポジションを取ったMF松木玖生へパス。松木が前を向いて仕掛け右足で放ったシュートはGK富居大樹が防いだが、こぼれ球を再び仲川が拾って右足でゴールへと流し込んだ。前半の戦いは、FC東京が1点リードで45分を終える。

 迎えた後半、湘南が同点に追いつく。54分、左CKをショートコーナーで始め、敵陣深く左サイドからカットインしたMF中野嘉大が、右足でシュート性のクロスを供給。これをゴール前にポジションを取ったDF杉岡大暉がワンタッチでコースを変え、ゴールネットを揺らした。

 勢いに乗る湘南はその5分後、高い位置のプレッシングから敵陣でボールを奪うと町野が左サイドへと展開。パスを受けた阿部が左足ワンタッチで折り返し、ゴール前へ走り込んでいたFWタリクがダイレクトでシュートを決めた。瞬く間に湘南が逆転に成功する。

 追いつきたいFC東京は65分、FKの流れからFWアダイウトンが左サイドから右足でクロスを供給。対空時間の長いふわりとしたボールを、DFエンリケ・トレヴィザンが打点の高いヘディングで合わせゴールを決めた。試合はまたしても同点となる。

 次の1点の行方に注目が集まる中、82分に町野がチャンスを迎えた。ただ、味方からの左クロスにゴール前で合わせるが、ボールは枠の上へ。決定機をものにできない。

 結局その後両チーム共にチャンスを作るもゴールが生まれることはなく、試合は2−2で終了。白熱のシーソーゲームは、勝ち点1を分け合う結果となった。

【スコア】
FC東京 2−2 湘南ベルマーレ

【得点者】
1−0 30分 仲川輝人(FC東京)
1−1 54分 杉岡大暉(湘南)
1−2 59分 タリク(湘南)
2−2 65分 エンリケ・トレヴィザン(FC東京)

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