「ドライバーかくあるべし」 スーパーGT500クラスに帰ってきたニッサン長谷見監督。実は本山と同チームで初レース

2018年4月10日(火)16時30分 AUTOSPORT web

 ニッサンワークスの象徴とも言うべき『長谷見昌弘』の名が監督としてGT500に帰ってきた! スーパーGT開幕戦の岡山でCRAFTSPORTS MOTUL GT-Rを率いる長谷見監督は、まずは7位入賞を果たしたのだ。


「ウチはドライバーふたりがGT-Rとミシュランを知っているけども、エンジニアもメカニックも監督も知らないから、それを探るところからテストが始まったので、岡山(公式テスト)では途方に暮れましたよ。富士の(公式)テストの2日目午後からちょっと分かってきた。23号車のデータはもらっていますけど個体差はありますからね」


「(予選3番手について)本山(哲)が出る時、タイヤを痛めないように最初ゆっくりいって最後の1〜2周でいけと言っておいた。その通りやっていたから良かったんじゃないですか」


 ニッサン陣営の中で意外にも長谷見監督と本山の組み合わせはこれが初だ。本山も長谷見監督と初めて同じチームで戦うことについて、感謝を述べた。


「長谷見監督と一緒のチームになるのは始めてなので、いろいろアドバイスして頂いて本当に参考にさせてもらっています。なかなか、この歳(47歳)になるとアドバイスしてくれる人もいないので、すごくありがたいです」


 その本山は、今回のレースを以下のように振り返る。


「スタートでトップの小暮(卓史/KEIHIN NSX-GT)がスタートラインあたりで減速して、そこで奇数グリッドのイン側の列のマシンが詰まって、5〜6台に抜かれてしまった。そこで順位を落としたのが痛くて、そこからは燃料とタイヤをセーブして、自分のスティントの中盤から後半にかけてはプッシュして、そこでトップが見える位置まではなんとか挽回できた(4番手までアップ)」


「チームは昨日、ポールも見えたくらいのポジションにいけたし、今日も3位前後は見える位置にいたと思うので、B-MAXの初戦としては大きなミスもなく、もちろん、希望はもっと上の順位だったけど、デビュー戦としはしっかりと戦えたと思うので、チームには感謝しています。今回の初戦でドライバー含めて、課題がいくつか見つかったので、それを整理して次の富士に臨みたいと思います」


 結果は7位ながら、チームがGT500を戦うのを考慮すれば、まずは上出来なリザルト。長谷見監督と本山哲、そして千代勝正が加わったCRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが、まずは開幕戦でその存在感を見せた。



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