【タイム結果】スーパーGT第1戦岡山 公式練習。ARTA NSX-GTとSUBARU BRZ が最速タイムを記録

　2021年シーズンのスーパーGT岡山国際サーキットで開幕を迎えた。4月3日（土）午前に行われた第1戦岡山の走りはじめとなる公式練習では、GT500クラスはARTA NSX-GTの福住仁嶺、GT300クラスはSUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝が最速タイムを記録した。

　例年開幕戦の舞台としてお馴染みだが、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、スーパーGTの開催がなかった岡山国際サーキット。今回の開幕戦は2年ぶりの公式戦となる。開幕戦の走りはじめのセッションとなる公式練習は、青空の広がるもと、気温10度というコンディションでスタートを迎えた。

　岡山での久しぶりのスーパーGT公式戦を心待ちにしていた多くのファンが手を振るなか、コースオープンとともに続々とコースイン。

　昨年のGT500クラスのチャンピオンナンバー1をつけるSTANLEY NSX-GTの山本尚貴は序盤から好走を見せて、1分19秒121を記録する。その後、昨年のランキング2位となった37号車 KeePer TOM’S GR Supraの平川亮が1分18秒902を記録して山本のタイムを上回るも、その直後、今度は山本が1分18秒525を記録して再びトップに浮上している。

　セッションも残り50分と後半に差し掛かったところで、河野駿佑がステアリングを握るSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTがパイパーコーナー立ち上がりのストレート脇にマシンを止めたことで赤旗が掲示され、セッションは中断してしまう。赤旗掲示直後にSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTは再スタートすることができ、自走してピットに戻ることができた。

　約4分後にセッションは再開されたが、それまでGT300クラスのトップタイムとなる1分25秒669を記録していたSUBARU BRZ R&D SPORTが、セッション再開の際、ピットロード出口でエンジンがかからない。マシンはピットに戻され修復作業を強いられる。

　11時10分にGT500／GT300クラスの混走が終了し、GT300クラスの10分間の占有走行が開始。セッション終了目前となった11時19分にアールキューズ AMG GT3の和田久が2コーナーでコースオフ。グラベルにハマって自力で脱出ができないことから、再び赤旗が掲示される。この赤旗を持ってGT300クラスの占有走行は終了となった。

　占有前の時点でトップはSUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝がマークした1分25秒669だったが、占有走行でも山内のタイムを上回る車両は現れず。2番手には埼玉トヨペットGB GR Supra GT、3番手にはGAINER TANAX with IMPUL GT-Rが続いた。

　赤旗の影響を受け、11時30分からの開始となったGT500クラスの占有走行では、ARTA NSX-GTの福住仁嶺が山本のタイムを上回る1分18秒144を記録し、GT500クラス最速タイムをマークした。2番手にはRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの大湯都史樹が記録した1分18秒306、3番手にSTANLEY NSX-GTとホンダNSX-GT勢がトップ3を占めた。

　スーパーGT第1戦『たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE』の公式予選は14時から行われる。

■2021スーパーGT第1戦岡山 GT500公式練習結果（編集部計）

■2021スーパーGT第1戦岡山 GT300公式練習結果（編集部計）