インディカー第3戦ロングビーチ予選:驚速ハータがポール奪取。琢磨は厳しい予選に

2022年4月10日(日)6時58分 AUTOSPORT web

 ロングビーチ市街地で開催されているNTTインディカー・シリーズ第3戦。9日に行われた予選は、コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)がポールポジションを獲得した。


 佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)は、初日から苦しみ、予選もQ1敗退で予選23番手となった。


 第3戦の舞台は、47回目の開催を迎えた伝統のロングビーチGP。初日のプラクティス走行では、シモン・パジェノー(メイヤー・シャンク・レーシング)がトップタイムを記録。アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が2番手、3番手にスコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)が続き、佐藤琢磨は23番手と厳しい初日となる。


 予選日のプラクティス2回目ではアンドレッティ・オートスポートが強さを発揮。ロマン・グロージャンがトップ、コルトン・ハータが2番手、ロッシも4番手に。琢磨は22番手とかみ合わないまま予選を迎える。

ロマン・グロージャン(アンドレッティ・オートスポート)


 ふたつに分かれて走行が行われるQ1。グループ1は、ハータがトップ通過。好調のロッシも2番手、ルーキーのカイル・カークウッド(AJフォイト)も5番手でQ2進出を果たす。琢磨はトップから1秒3差とタイムが伸びず12番手。Q1敗退となった。


 グループ2では、グロージャンとパジェノーがトップタイムを争い、グロージャンが1分5秒7468でトップ通過。パジェノー、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)と強豪ドライバーがQ2進出するなか、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)は8番手でQ1敗退に。


 12台で上位6台を争うQ2では、ハータがトップ通過。ロッシが2番手、フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)も好アタックを見せ3番手。パロウ、ニューガーデン、そしてグロージャンがQ3に進出する。

アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)


 ポールポジションを争うQ3ファストシックス。各車ラストアタックを行うなかターン5で2番手につけていたグロージャンがクラッシュ。残り2秒でレッドフラッグとなる。グロージャンはタイム抹消となり6番手に。


 残り2秒での中断となったため、1周のアタックが各車に許されたが、上位3台はアタックせず、ローゼンクヴィストとロッシがコースイン。しかし、タイムを更新することはできず、ポールポジションは、1分5秒3095と好アタックを見せたハータが獲得。ニューガーデンが予選2番手、パロウが3番手となった。


「幼いころ、インディカードライバーになることを夢見てきた。それはこのレースがあったからなんだ。昨年の勝利も素晴らしかったが、ポールポジションを獲得することができた。信じられない気分だね」とハータはコメントしている。

通算8回目のポールポジションを獲得したコルトン・ハータ


ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)

金曜日の走行で右手を骨折するも予選に挑むジミー・ジョンソン

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