【巨人】岡本和真が打率&打点の「2冠」好調キープの裏にある”数字” チームを引っ張る4番

2024年4月10日(水)6時30分 ココカラネクスト

打撃好調の岡本和真がチームを引っ張る(C)産経新聞社

 巨人の岡本和真が4月9日のヤクルト戦(鹿児島)で4打数2安打3打点と活躍した。4番の活躍でチームは3-1と勝利し、勝率5割に復帰した。V奪回を目指す巨人にとって4番の一打は頼もしい限りだ。

【動画】岡本和真が貴重な2号ソロを放ったシーン

 巨人にとって5年ぶりの鹿児島での試合で岡本のバットがチームに勝利を呼び込んだ。1点をリードされた5回一死二・三塁の場面、カウント0-2からヤクルト先発の小澤怜史が投じた3球目のスライダーを捉えると、左翼への2点適時打となった。

 さらに7回には貴重な追加点となる2号ソロを左翼席へ放り込み、この日3打点目を挙げてチームの全打点を叩き出した。

 5回の2ストライクと追い込まれながらもしぶとく左前へ運んだ一打は、岡本が好調をキープできている要因のひとつに挙げられる。

 岡本のカウント別の打率を見ると、0-2では打率.167とまだ低い数字だが、1-2では3打数3安打と打率10割を誇っている。2-2では打率.273と2割後半の数字をマークしており、フルカウントでは5打数3安打で打率6割と、追い込まれてからいかに勝負強い打撃を披露しているかがわかる。

 通常は2ストライクと追い込まれれば打率は低くなる傾向にあるが、岡本の数字を見るとそれは当てはまらない。

 この日で打率は.378、9打点となり、現時点でリーグ「2冠」に躍り出た。さらに得点圏打率も5割ちょうどと高い数字だ。

 巨人は投打ともにケガ人が続出している中で4番・岡本がチームを引っ張っている。主軸の活躍とともに貯金生活に進めるか、これからの戦いぶりに注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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