優勝候補のはずが最下位低迷 広島、浮上の鍵は?

4月10日(金)13時33分 フルカウント

広島はなぜ不振に? 露呈した2つの不安要素

 今年のプロ野球が開幕し、セ・リーグは4カード、12試合を終えた。DeNAの単独首位、巨人の得点力不足、中日のスタートダッシュなどなど話題が多い中で、優勝候補の呼び声が高い広島が4勝8敗と最下位と低迷しているのが気になるところだ。

 まだまだシーズンは幕開けしたばかりではあるが、2つの不安要素を露呈している。これが解消されればすぐに流れに乗っていける予感がある。

 1つはケガ人の離脱による得点力不足。チーム打率は2割3分でリーグ5位。得点は28でリーグ6位と苦しんでいる。なんとか巨人との3連戦を2勝1敗と勝ち越したが、3試合で5得点。巨人の拙攻に救われた部分がある。

 開幕当初は丸佳浩、エルドレッド、新外国人選手のグスマンで組む予定だったクリーンアップ。しかし、エルドレッドは右膝の手術を受け、復帰は6月以降の見通し。グスマンも左外腹斜筋挫傷で登録抹消。新井やロサリオ、松山、會澤らでクリーンアップを形成しているが迫力に欠けており、投手に圧力をかけるまでに至っていない状態だ。その広島はレンジャースFAとなったネイト・シアーホルツ外野手の獲得に成功。2軍戦を経て、今月中旬には1軍でプレーする予定。打線の強化に期待がかかる。

 不安要素のもう一つ勝利の方程式が組めていないことにある。

キーとなる若きリリーフ陣の活躍

 7日の巨人戦。先発した大瀬良大地は8回まで無失点の好投。完封も視野に入ってはいたが、140球に近い球数で、球威を見れば、リリーフエースの投入が妥当だった。しかし、大瀬良は続投となり9回のマウンドへ。これは信頼できるリリーバーの不在を物語っていた。

 巨人打線は疲れの見えた大瀬良を見逃さず、ベテラン・井端のタイムリーで同点に追いついた。もし、絶対的なリリーフがいれば、追随を許さなかっただろう。試合は延長11回。4番手の一岡が四球、盗塁などで二塁に走者を背負うと、続く鈴木の三遊間の当たりをショート・田中が三塁へ悪送球。勝ち越し点を奪われた。一岡が1死から与えた四球も響いた。セットアッパーの不調と抑えの存在なしで戦い抜くのは厳しくなる。

 一方で光明もあった。9日の巨人戦では7回まで無失点と好投していた前田健太に代わり、2番手に中崎翔太が上がった。この中崎が迫力のある、コーナーをつくピッチングを見せたのだった。ツーシームなどが冴え、巨人・阿部らを押さえ込み、1回無失点。3試合連続ホールドとなり、この日の勝利に貢献。抑えのヒースにつなげた。

 これまでの低迷は打撃の不振もあるが、リリーフ陣の不安定さの方が気になった。先発陣がそろっているカープにとって、バトンを受ける中崎の安定感はカープにとって大きい。あとは一岡の復調。もちろんヒースの力もも必要だが、7、8回の橋渡し役の22歳の中崎、24歳の一岡の存在感が出てくれば、チームの浮上につながっていくだろう。

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