鹿島の連勝は5でストップ…横浜FMが終盤の3得点で上位対決制す!

2022年4月10日(日)16時55分 サッカーキング

[写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 明治安田生命J1リーグ第8節が10日に行われ、鹿島アントラーズと横浜F・マリノスが対戦した。

 注目の上位対決は、序盤からスピーディな攻防が繰り広げられる展開に。ホームの鹿島は24分、右サイドでルーズボールを回収した鈴木優磨がクロスを送り、ゴール前のアルトゥール・カイキが頭で合わせたが、クロスバーに嫌われてゴールとはならない。

 鹿島は41分にも決定機を迎える。GKクォン・スンテが前方にロングボールを放り込むと、上田綺世が収めて相手DFと入れ替わり、GKとの一対一を迎える。高丘陽平の股の間を狙ったが、シュートは防がれてゴールにはならない。前半はゴールが生まれずにスコアレスで折り返す。

 52分、鹿島は右コーナーキックから樋口雄太がアウトスイングのボールを供給。ニアに飛び込んだ三竿健斗がヘディングで合わせると、シュートは枠を捉えていたものの、高丘のファインセーブに阻まれた。

 横浜FMは後半に入ってからエウベルや宮市亮を投入すると、高い位置でボールを奪える回数が増え、敵陣に押し込む時間が続く。79分には左サイドでフリーキックを獲得し、キッカーの永戸勝也はアウトスイングのボールを供給。角田涼太朗が頭で合わせたが、相手GKクォン・スンテに止められる。

 そして81分、試合の均衡が破れる。横浜FMは左CKから永戸がアウトスイングのボールを供給すると、ニアに飛び込んだ畠中槙之輔には合わなかったが、抜けたボールにアンデルソン・ロペスが反応。力強いヘディングをゴールに突き刺し、アウェイチームが先制した。

 89分、横浜FMに大きな2点目が生まれる。左からエウベルが右足でクロスを送ると、飛び込んだ西村拓真が頭で合わせてネットを揺らした。後半アディショナルタイム4分にはスルーパスに抜け出した西村の折り返しが相手のオウンゴールを誘い、決定的な3点目を獲得する。

 試合はこのまま終了し、鹿島はリーグ戦6試合ぶり黒星で今季2敗目、横浜FMは2試合ぶり白星で今季5勝目となった。

 鹿島の次戦は13日に行われ、JリーグYBCルヴァンカップ・グループステージ第4節でセレッソ大阪と対戦する。横浜FMは来週から約2週間にわたって、ベトナムで集中開催されるAFCチャンピオンズリーグ・グループステージに参戦する。初戦は16日に行われ、ホアンアイン・ザライ(ベトナム)と対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 0−3 横浜F・マリノス

【得点者】
0−1 81分 アンデルソン・ロペス(横浜FM)
0−2 89分 西村拓真(横浜FM)
0−3 90+4分 オウンゴール(横浜FM)

【スターティングメンバー】
鹿島(4−4−2)
クォン・スンテ;常本佳吾(85分 荒木遼太郎)、関川郁万、三竿健斗、安西幸輝;ファン・アラーノ(63分 松村優太)、樋口雄太、和泉竜司(77分 キム・ミンテ)、アルトゥール・カイキ(63分 土居聖真)、上田綺世、鈴木優磨(77分 染野唯月)

横浜FM(4−2−1−3)
高丘陽平;小池龍太、畠中槙之輔、角田涼太朗、永戸勝也;喜田拓也、岩田智輝;西村拓真(90+5分 渡辺皓太)、水沼宏太(60分 宮市亮)、アンデルソン・ロペス(87分 レオ・セアラ)、仲川輝人(46分 エウベル)

サッカーキング

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