大規模改修以降、芝の状態が問題視される『サンティアゴ・ベルナベウ』…ペップとロドリが苦言を呈す

2024年4月10日(水)22時30分 サッカーキング

芝の状態に注目が集まる『サンティアゴ・ベルナベウ』[写真]=Getty Images

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 レアル・マドリードの本拠地である『サンティアゴ・ベルナベウ』の芝の状態は、以前のような完璧な状態ではないようだ。10日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

 8億9300万ユーロ(約1473億円)を投じた改修工事を経て、天然芝のピッチを6枚に分けて地下へと格納するシステムが搭載された『サンティアゴ・ベルナベウ』。新たな装いとなった同スタジアムは太陽光での芝の発育が難しいため、地下に収納してLEDライトや散水システムを用いながらピッチを管理しているが、芝生の状態は以前に比べ悪化しているという。

 9日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝ファーストレグのレアル・マドリードvsマンチェスター・シティの試合後には、アウェイチームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、「スタジアムが印象的に見えたのは事実だ。今、彼らは芝の手入れをしなければならない。フロレンティーノ(・ペレス会長)が心配しなければならない次のステップは、レアルが常に保ってきたような良いピッチを作ることだ」とコメント。「私はここの芝生がカーペットのようだったことを覚えているが、今は同じではない」と以前とは異なる状態であると主張している。

 また、マンチェスター・シティに所属するスペイン代表MFロドリも、「上からは見えないことが多いし問題ないように見えるけど、(芝生が)盛り上がっていてボールが跳ねてしまい均一じゃなかった」と苦言。ハーフタイムや試合終了後には作業員がピッチの整備に取り組み、芝生のサンプルを採集している様子も散見された。

 同紙によると、『サンティアゴ・ベルナベウ』は昨シーズンだけで開幕時に1回、シーズンが進むにつれて2回の、計3回芝生の張り替えを余儀なくされた模様。クラブ側は改修工事で発生した埃と日照不足が芝生の状態悪化の主な原因だと説明していると報じたものの、工事の大半が終了した今もなお改善が見られない現状に、「釈明のしようがない」と厳しい言葉を送っている。

サッカーキング

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