フェラーリ、中国GPで今シーズン初優勝なるか。「バーレーンと同様にマシンがよければ、思い切り戦える」とルクレール

2019年4月11日(木)7時14分 AUTOSPORT web

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、今週末の中国GPに向けて、マシンがバーレーンGPと同様に良い状態ならば、優勝に向けて戦えると語った。


 フェラーリは、1950年に始まったFIA F1世界選手権に、これまで全シーズン参戦してきた唯一のチームだ。ただし全レースを戦ってきたわけではない。通算1000戦目にあたる2019年の中国GPは、フェラーリにとっての973戦目となる。


 2009年以降はコンストラクターズ選手権のタイトルから遠ざかっているフェラーリだが、これまでにコンストラクターズタイトルを16回、ドライバーズタイトルを15回獲得しており、さらにレース通算235勝、ポールポジションを220回、表彰台を752回獲得するといった記録を持っている。


 上海インターナショナルサーキットで行われる中国GPについて、フェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットは以下のように述べた。


「2019年シーズンの3戦目になる中国GPは、メルボルンやバーレーンとは異なる特性を持つコースで行われる。非常に長いストレートと、マシンのフロントエンドに尋常ではないほどの荷重がかかるコーナーがいくつかある」


「我々について言えば、SF90がこの種のコースでも競争力を持つマシンだということを確認しつつ、バーレーンで起きた信頼性の問題を絶対に繰り返さないようにしたい。いつもどおりの良い走りをして、ライバルチームたちと勝負するつもりだ」


「今回はF1通算1000戦目にあたるだけに、なおいっそう卓越した戦いを見せたいと考えている」


 セバスチャン・ベッテルは、レッドブルから参戦した2009年に中国GPで優勝を飾っている。ベッテルは、「中国GPは長年にわたりF1カレンダーに載っている」と話した。


「しかもシーズン中、最もテクニカルで難しいコースのひとつであり続けてきた。なかでもふたつのコーナーが特に重要だ。最初のコーナーと、1km以上ある非常に長いストレートに入る直前のコーナーだ。どちらもとても高い技術を要求されるし、コース幅がとても広いために適正なラインを見つけにくい」


「1ラップに絞って力を出し切れば良い予選だけでなく、長丁場の決勝レースを戦ううえでもチャレンジングなコースだと言える」


「上海ではタイヤの状態に気を配ることが大事なポイントのひとつになる。日曜日には、レース全体を通して速く走り続けるための最も重要な作業になるはずだ」


「これまでに僕がフェラーリから参戦した中国GPでは、優勝にかなり近付いた良い走りができたことも何度かあった。そうした幸運を今回も少しずつ拾えれば、F1通算1000戦目を僕たち自身が心から祝える結果が出せると思う」


 一方、バーレーンGPをあと少しで制するところだったシャルル・ルクレールは、次戦の中国には慎重な姿勢で臨みたいと考えているようだ。


「上海のコースにそれほど詳しいわけじゃない。昨年1度走っただけだからね」


「昨年は、予選については良い記憶があるけれど、決勝はそれほどではなかった。でも全般的に見れば、とても好きなコースだ。F1カレンダーの他のコースでは見られないような、タイプの異なるコーナーがいくつもあるからね。特にターン1と、長いストレートに入る前のターン13だ」


「大抵の場合中国でのレースは楽しめる。天候が予測しづらくて、まさかというようなときに雨が降ったりするからね。今回のレースはF1史上、通算1000戦目にあたる。マシンがバーレーンのときと同じくらい良い状態であってほしい。そうすれば僕は、自分たちの力にふさわしい結果を手に入れるため、今回も思い切り戦うことができる」


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